ランキング4位にも満足せず「無駄な1年だった」と振り返るアコスタ
2025年のMotoGPシーズンを終えたペドロ・アコスタは、ランキング4位というKTM史上最高の成績にもかかわらず、「無駄な1年だった」と振り返った。クラッシュの頻度を抑え、終盤6戦で安定した結果を残した彼は、ライダーとしての成長を実感しながらも、「時々表彰台に上るだけでは足りない」と語る。Moto3やMoto2時代より優れた自分を認識しつつ、真のチャンスに備えた進化を誓っている。

成長と安定を実感するも、表彰台常連には届かず
「MotoGPに魔法なんてありません。自分の立ち位置がどこかを分かっていないといけません。このシーズンはちょっと残念で何も戦えなかったと思います。人生の中で無駄な1年だったと言えるでしょう。KTMには最初からランキング4位のためにKTMに来たんじゃないと言っていました。中盤からは大きく成長して安定性が増して、レースの読み方も上手くなったと思います。以前はよく転倒していましたけど、今は違います。でも、時々表彰台に上るだけでは足りないんです。」
自分の「時」に備え、進化を続ける覚悟
「最終的にはどんな状況でも自分を強くしてくれると思います。以前ならバイクを投げ出していましたけど、ここ6戦は良い結果が出ています。今は自分の時が来たときのために、より良いライダーになっていきます。Moto3やMoto2で勝った自分よりも、今の方が良いライダーになっています。今年の第3戦の時点で長い1年になると思いましたが、夏からシーズン終了まではあっという間でした。今はこのモチベーションを維持し続けることが重要です。チャンスはいつか必ず来ると思います。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。