マルク・マルケスの復帰はいつになるのか?
マルク・マルケスは2020年内に復帰しないというアナウンスがあったばかりだが、パドック内の噂によると、マルケスの上腕骨の状態は想像以上に悪いかもしれない可能性が出てきた。マルク・マルケスは今年の開幕戦ヘレスで7月に右上腕骨を骨折、翌週のアンダルシアGPに手術を受けて出場。上の違和感を感じたためにレースを棄権、その後自宅療養中のアクシデントで、腕の中に入れていたプレートが破損、再手術を受けていた。
当初はヨーロッパGP、バレンシアGP、ポルトガルGPのいずれかで復帰が予想されていたが、2021年のシーズン開始前のテスト、そして開幕戦への出場が危ぶまれる可能性がありそうだ。これは彼の上腕骨が、度重なる手術でプレート固定用の穴を複数開けられたことによって強度が落ちている可能性があるためで、そのせいで骨の回復が思うように進んでいないというのだ。
上腕骨の骨移植が必要?
もし仮に事実であれば、強度が落ちた上腕骨を修復するために骨移植手術が行われる可能性もある。なお、骨移植については、本人の骨を使用する自家骨移植の他に、骨補填材を使用する他家骨移植、ハイドロキシアパタイトなど人工骨を使用する人工骨移植がある。なお、自家骨移植が最も再生率が高く、この場合は腸骨(骨盤)移植が行われるのが一般的だという。
マネージャー エミリオ・アルサモラ
「マルクの状態についてはいずれ発表があるでしょうし、当初からお話しているように、彼の復帰予想時期は再手術から2〜3ヶ月です。何かしら新しい情報があればお伝えすることになるでしょう。今は彼の回復を待つ時期です。もし何か問題が出るとしたら、それは治療の初期段階によるものです。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)