トリッキーなコンディションに翻弄された初日プラクティス

マルク・マルケスは、ブルノでの初日プラクティスについて「嬉しいが難しい1日だった」と率直に振り返る。特に前半はトリッキーなコンディションに苦しみつつも、時間の経過とともに路面が乾き始め、フィーリングも上向いたという。残り20分で現れたドライライン、そしてスリックタイヤの可能性。再舗装により大幅に向上したグリップは、彼にとって「高すぎる」と感じるほどであり、4年ぶりとなるブルノの挑戦に向け、慎重かつ前向きな姿勢を見せた。

難しいコンディションでの1日

「ブルノで走れたことは嬉しいですが難しい1日でした。FP1もそうですが、プラクティスはトリッキーなコンディションでした。特にプラクティスの前半は限界に近い状態でしたね。その後トラックは乾いていきましたが、フィーリングも向上していきました。」

「プラクティスでドライラインが見えるとは思っていませんでしたが、残り20分くらいでドライラインが見えてきました。残10分程度の状況ではスリックでも走行できるかもしれない状況でしたね。今日はドライで走行していませんし、過去4年間ブルノではレースがありませんでした。明日は皆が接近するでしょう。」

路面の変化がライディングに与える影響

「再舗装によって路面グリップが大きく上がっているので、バイクのバランスが変化しています。正直自分の感覚としてはグリップが高すぎると感じるほどです。路面は本当にフラットですから、路面の再舗装作業は素晴らしいものだったと思います。」