復帰戦でQ2進出を果たしたマルティン、走行の喜びを語る

厳しいリハビリを経てブルノで復帰を果たしたホルヘ・マルティンは、Q2進出という結果以上に、再び走れる喜びを強く噛み締めた。初めて経験するバイクでのウェット走行に戸惑いながらも、変化するコンディションに応じたタイヤ戦略や走行ペースの調整を冷静にこなし、自らの課題に集中。結果よりも今はマシンへの順応とチーム作りを重視する段階と捉え、将来への確かなステップとして前向きな姿勢を見せている。

コンディションの変化に柔軟に対応

「復帰のために厳しいハードワークを続けてきて、Q2進出は嬉しいボーナスでした。Q2進出も嬉しいですが、こうして走れることが何よりも嬉しいです。今日は様々な移りゆくコンディションでの走行でした。コンディションに合わせていつ新しいタイヤを履くか等考えていく必要がありました。重要なのは自分の作業に集中してチームと共に成長することです。正直このバイクでのウェット走行は初ですから、今の形で継続的に作業を続けたいです。」

結果よりも順応を優先する姿勢

「今日は自分にとって良いコンディションでした。最初はウェットコンディションで徐々に乾く中で、レインタイヤでゆっくりと体を慣らしていきました。その後トラックが徐々に回復していったこともあって、最初からフルアタックが必要ではありませんでした。その後のプラクティスもレインでしたから、バイクに体を慣らすには良い1日でした。正直バイクに体を慣らすことが重要で、結果は二の次と言える状況でした。将来に向けてチームを作り上げて、自信を作っていくことが重要です。」

ドライでのセットアップに期待

「明日ドライになればどうなるかわかりませんが、明日の朝にドライのセットアップを試していきます。もし予選でも素晴らしい走りができるのであれば、スプリントレースでも当然ながら良い結果を狙っていきます。」