ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)がTissotスーパーポールレースを制し、開幕戦で2勝目を挙げた。アンドレア・イアンノーネ(Team Pata Go Eleven)が2位に入り、ダニーロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)が3位で表彰台を獲得。トップ3をイタリア勢が独占する形となった。

トプラック・トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad Racing Team)とアルヴァロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)は、オープニングラップのターン4でコースアウトを喫し、大きく順位を落とした。トプラック・ラズガットリオグルは13位フィニッシュとなり、昨シーズンのアラゴン(第10戦)以降続いていた連続表彰台記録が途絶えた。

ブレガ 競り合いを制し開幕2連勝

レース1で圧勝したブレガだったが、スーパーポールレースではより強力な競争にさらされた。それでも、最終的にはイアンノーネに2.3秒差をつけてフィニッシュし、開幕2連勝を達成。午後に行われるレース2で、自身初のWorldSBKハットトリック達成のチャンスを迎えることとなった。

イアンノーネは6番グリッドからのスタートだったが、ターン1で2位に浮上し、序盤はブレガを猛追。しかし、後半は差を広げられ、2位でフィニッシュした。ペトルッチはスコット・レディング(MGM BONOVO Racing)とのバトルを制し、3位でチェッカーを受けた。

ターン4で痛恨のミス

開幕戦の有力候補であったトプラック・ラズガットリオグルとバウティスタだったが、スタート直後のターン4でコースアウトし、大きく順位を落とす展開に。グラベルと芝生に飛び出した影響で、リカバリーに時間を要し、最終的にトプラック・ラズガットリオグルは13位、バウティスタは12位でレースを終えた。