Hondaは、低回転域から高回転域まで力強い出力特性の直列4気筒エンジンと扱いやすい車体サイズで好評を得ているロードスポーツモデル「CBR650F」「CB650F」を、より先鋭的でスポーティーなスタイリングに刷新するとともに、吸気・排気のトータルエアマネジメントを徹底的に追求し、出力を向上させるなど、力強い走りをさらに熟成させて4月14日(金)に発売します。
「CBR650F」「CB650F」の両モデルとも650cc・DOHC・直列4気筒エンジンの動力性能をさらに引き出すため、より多くのエアを導入する吸気流路を新設し、エアファンネルの短縮化やマフラーの内部構造を3室から2室に変更することで、最高出力を5kw(7馬力)向上。これにより、低・中回転域のトルク特性の向上と、高回転域の伸びを両立。加えて、トランスミッションの2速から5速の変速比をローレシオ化することで、力強い加速フィーリングを実現しました。また、フロントサスペンションには、新たに減衰力特性に優れたショーワ製「デュアル ベンディング バルブ」を装着することで、しなやかで路面追従性に優れた上質な乗り心地を実現しています。リアには従来同様、路面状況やユーザーのライディングに合わせて調整可能な7段階プリロードアジャスターを採用。ブレーキにはフロント、リアともに放熱効果に優れたウェーブディスクを装着し、フロントに320mm大型ダブルディスクと2ポットキャリパー、リアに240mmディスクと1ポットキャリパーを組み合わせています。さらに、前・後輪のロックを回避するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)も標準装備しています。
●CBR650F
シャープで先進的な印象を与える高輝度LEDヘッドライトを新たに採用するとともに、ヘッドライト周辺のカウル形状を見直すことで、走行時により多くの空気を吸気ダクトに導入する構造としています。
カラーバリエーションはヴィクトリーレッド、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイトの全3色を設定。ヴィクトリーレッドはトップエンドモデルのCBR1000RRのカラーリングを想起させるブラックとホワイトのスポーティーなストライプを採用しています。マットガンパウダーブラックメタリックとパールグレアホワイトはミドルカウルとシートカウルに専用ストライプを採用。アンダーカウルにHondaロゴを配しています。また、シリンダーヘッドカバーとクランクケースカバーをブロンズ色とすることで高級感を演出しています。
●CB650F
シャープで先進的な印象を与える高輝度LEDヘッドライトを新たに採用するとともに、シュラウドのデザインを変更し、走行時に吸気ダクトへ積極的に空気を導く形状としています。また、ハンドルは従来よりフラットな形状のバーハンドルタイプを採用することで、低く構えたライディングポジションとしています。
カラーバリエーションはヴィクトリーレッド、ソードシルバーメタリックの全2色を設定。シュラウドの色は車体色に対して、ヴィクトリーレッドはシルバー、ソードシルバーメタリックはブラックのツートーンカラーとし、シュラウドおよびフューエルタンク、シートカウル、フロントフェンダー、ホイールリムに躍動感あるグラフィックのストライプを施すなど、スポーティー感と力強さを強調。シリンダーヘッドカバーとクランクケースカバーをブロンズ色とすることで高級感を演出しています。

CBR650F (ヴィクトリーレッド)
CB650F (ヴィクトリーレッド)
●販売計画台数(国内・年間)
CBR650F 合計 300台
CB650F 合計 200台
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
CBR650F パールグレアホワイト、マットガンパウダーブラックメタリック
999,000円(消費税抜き本体価格 925,000円)
CBR650F ヴィクトリーレッド
1,031,400円(消費税抜き本体価格 955,000円)
CB650F ヴィクトリーレッド、ソードシルバーメタリック
923,400円(消費税抜き本体価格 855,000円)
* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
主要諸元
| 通称名 | CBR650F | CB650F | |
| 車名・型式 | ホンダ・2BL-RC83 | ||
| 全長×全幅×全高 (mm) | 2,110×755×1,145 | 2,110×780×1,075 | |
| 軸距 (mm) | 1,450 | ||
| 最低地上高 (mm)★ | 130 | 150 | |
| シート高 (mm)★ | 810 | ||
| 車両重量 (kg) | 213 | 208 | |
| 乗車定員 (人) | 2 | ||
| 最小回転半径 (m) | 3.0 | 2.8 | |
| エンジン型式・種類 | RC83E・水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | ||
| 総排気量 (cm3) | 648 | ||
| 内径×行程 (mm) | 67.0×46.0 | ||
| 圧縮比 ★ | 11.4 | ||
| 最高出力 (kW[PS]/rpm) | 66[90]/11,000 | ||
| 最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 64[6.5]/8,000 | ||
| 燃料消費率※1(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※2 |
31.5(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時> | |
| WMTCモード値★(クラス)※3 | 21.4(クラス3-2)<1名乗車時> | ||
| 燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | ||
| 始動方式 ★ | セルフ式 | ||
| 点火装置形式 ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
| 潤滑方式 ★ | 圧送飛沫併用式 | ||
| 燃料タンク容量 (L) | 17 | ||
| クラッチ形式 ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
| 変速比 | 1 速 | 3.071 | |
| 2 速 | 2.352 | ||
| 3 速 | 1.888 | ||
| 4 速 | 1.560 | ||
| 5 速 | 1.370 | ||
| 6 速 | 1.214 | ||
| 減速比(1次★/2次) | 1.690/2.800 | ||
| キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 25°30´/101 | ||
| タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C(58W) | |
| 後 | 180/55ZR17M/C(73W) | ||
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
| 後 | 油圧式ディスク | ||
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |
| 後 | スイングアーム式 | ||
| フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公称諸元 またはHonda公表諸元)
※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
■製造事業者/本田技研工業株式会社
<ホンダ プレスリリース>
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中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。