練習走行から予選までセッティングが見つからずに苦戦していたドヴィツィオーゾだったが、ウォームアップでようやく走行リズムを見つけ、決勝では14番グリッドから追い上げて6位を獲得した。ブルノ、オーストリアでの2連戦とDucatiが得意なサーキットが続くため、チャンピオンシップ争いでどこまでファビオ・クアルタラロに追いつけるか見ものだ。

バイクのフロントをプッシュ出来なかった
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「ここヘレスで大変な2週間でした。しかしこの2週間でしっかりとデータを収集することが出来ましたから、今後役に立っていくでしょう。」
「今朝はウォームアップ走行で素晴らしいリズムを見つけることができましたが、午後のコンディションは大きく異なっていました。そしてレースの中でも、コーナーの中盤でブレーキをリリースした後に、フロントタイヤのフィーリングを全く感じられないという、今まで経験したことが無い問題が発生しました。そしてこれがレースの1周目から発生してしまいました。」
「こうした理由もあってあまりプッシュすることが出来なかったんです。ですからレースの中ではリスクを冒さずにキープ出来る位置で走行を続けました。もしもう少しフロントでスタート出来ていれば良い結果が得られたはずです。この2週間で得られたデータを元にブルノの週末に挑みたいと思います。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。