スプリントで最高のスタートを切るも、リアの振動に泣く

オーストリアGPのスプリントで、ファビオ・ディ・ジャンナントニオは自身でも「MotoGPで一番いいスタートだったかもしれない」と感じる完璧な発進を決め、混戦の第1コーナーを巧みに切り抜けた。しかし、マシンのリアに発生した振動により思うような走りができず、トップ5入りの可能性を逃した。明日に向けては展開を変える術を探り、好調なマシンを武器に序盤から自らのリズムに持ち込み、上位進出を狙っている。

レースペース向上と課題克服への手応え

「今朝はレースペースを1秒速くすることができて本当に嬉しかったです。Q1では少し期待していましたが、Q2に進めませんでした。スプリントは厳しい戦いになると分かっていましたが、素晴らしいスタートが切れて、もしかするとMotoGPで一番いいスタートだったかもしれません。最初のコーナーは少し混乱がありましたが、自分はうまく活かしました。」

「いいポジションに入れましたが、リアに振動が出てしまい、バイクに乗り続けるだけでも大変でした。この問題がなければトップ5を狙えたと思います。明日はまた違う展開になるはずなので、追い上げる方法を見つけていい結果を出したいです。バイクの調子はいいので、しっかりスタートを決めて序盤から自分のペースに入れるようにしたいですね。」