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今週は苦戦している印象が強いリンス。予選でもスピードを発揮出来ておらず、レースペースでも目立った速さはない。ビニャーレスが調子を上げているだけに、チャンピオンシップ3位を守るのは厳しいかもしれない。

予選ではリンスを上回ったミル。FP4のペースを見る限り、レースペースは32秒台になりそうでTOP選手のペースについていくことは厳しいだろう。

3列目であっても良いスタート出来れば良い結果を出せると考えているドヴィツィオーゾ。アラゴンのように追い上げていくレースとはならないかもしれないが、ペース自体は悪くない。マルケスのタイトル決定を日本に持

ターン5のバンプで転倒、セーフティーコミッションに報告をしたロッシだが、ファビオ・クアルタラロ、マルケスの2人はバンプをさほど問題と感じていない様子。相変わらず予選では苦戦するという面は変わっておらず

活躍がチームメイトの影になってしまっているフランコ・モルビデッリだが、タイでは予選4番手を獲得した。表彰台は難しいだろうが、TOP6は十分に狙えるだろう。

FP1で大きな転倒をしたものの怪我なくセッションをこなし、予選でも3番手を獲得したマルケス。本人も語るとおり、転倒を言い訳にしない素晴らしい走りを披露した。練習走行からハード／ソフトで走り込みを続けて

予選2番手となったビニャーレス。予選結果、そしてレース序盤のペースをしっかり改善してきており、今回も表彰台の可能性は高い。しかしペースという面ではマルケス、そして6番手、7番手スタートのミラー、ドヴィ

FP4ではハード／ミディアムの組み合わせで走行したファビオ・クアルタラロ。本人も語るようにポールポジションは獲得したもののマルケスとのペースの差は大きい。マルケスと表彰台争いが出来るかもしれないが、マ

予選順位が良くない限り、MotoGPで表彰台を獲得するのは困難だ。アラゴンのドヴィツィオーゾのような走りが出来れば良いが、気温が高いタイにおいて最後までしっかりとタイヤ温存は難しいかもしれない。そうい

肺挫傷からの復帰後調子を上げているミルはFP2で9番手を獲得。土曜日の走行でQ2進出を狙う。レースペースもさほどTOPと離されておらず、決勝でもTOP10圏内での走行が期待される。

午後にセッティングを変えて挑んだロレンソだが、31秒台前半はまだ見えてこない。明日はフロントとの差をさらに詰めていきたいと語る。

FP1で激しいハイサイドで体を強打したマルケス。バイクはスイングアームがボロボロになり、リアタイヤがなくなるほどの激しい転倒だった。にも関わらずFP2では痛む体のまま出走、6位でセッションを終えた。ス

ヤマハ勢としては最後尾のFP2で5番手となったロッシ。最後ソフトタイヤを履いた時のタイムは良かったものの、本人も語る通りレースペースでは最も苦戦している。日曜までに解決策が見つかるだろうか。

ヤマハ勢トップという目標は果たせなかったものの、初日を総合2位で終えたマーべリック・ビニャーレス。改善のためのアイディアはまだまだあるということで予選にも期待できそうだ。ただレースペースでは31秒台後

ロングストレートが含まれるセクター2で最速タイムを記録したのはフランコ・モルビデッリ。ブレーキング、立ち上がり、ストレートスピード以外のコーナーとコーナーの間の繋がり区間のスピードが優れていると予想さ

ロングストレートがあるタイで昨年ヤマハのバイクは競争力を発揮したが、今年も今のところヤマハのバイクが好調だ。タイムアタックだけでなくペースも非常に良いようで、レースでも期待出来るかもしれない。

今年のマルケスについて「ほぼ完璧なシーズン」と評価するロッシ。そのマルケスに対して、ヤマハ、そしてロッシのシーズンは完璧からはほど遠い状況。来年からは新たなクルーチーフと共にスタートするとのこと。

ロッシもマルケスの今シーズンに関してほぼ完璧なシーズンと太鼓判を押している。オースティンでの転倒を除けば、全てのレースで優勝、もしくは2位でレースを終えており、今まで苦手なトラックとしてきたトラックで

バレンティーノ・ロッシは今年の終わりで現在のクルーチーフであるシルヴァーノ・ガルブセラに別れを告げ、来年からSKY VR46 Moto2のデイビット・ムニョスをクルーチーフに迎える。ガルブセラはロッシ

ルーキーにとっては他のライダーと経験の差が少ないタイGP。すぐに良いリズムを見つけて行くことが出来れば上位進出の可能性も高い。

現在ランキング3位のリンスだが、ダニロ・ペトルッチ、マーべリック・ビニャーレスとのポイントはほぼない状況だ。この先のラウンドの中での走りでチャンピオンシップ3位争いが決まっていくだろう。