リンス、クラッチトラブルを乗り越え6位でQ2進出
アレックス・リンスは、クラッチトラブルにより序盤で貴重な走行時間を失いながらも、オーストラリアGP初日のプラクティスを6位で終え、Q2進出を果たしたことに安堵の表情を見せた。MotoGPの現状ではわずかな時間の遅れが作業全体に響く中、午後にはフィーリングの良さを取り戻し、自身の「ベストバージョン」での走りを意識できる状態に仕上げた。現在のヤマハマシンについては、過去に乗っていたバイクと比べて挙動が荒くフィジカル的にも厳しいとしつつ、今後に向けて操作性の改善が必要だと強調。予選での好結果を鍵に、さらなる上位を狙う週末となりそうだ。

トラブルからの回復と予選への展望
「Q2に進出出来て嬉しいですね。序盤はクラッチに問題があってかなり時間を失いました。時間を失ってしまうと今のMotoGPは本当にタイトな戦いをしていますから、その時間分の作業を取り戻すのは本当に大変なんです。午後に関しては良い形で作業が出来ました。フィーリングが良ければ自分のベストバージョンで走ることができるんです。前回はインドネシアでそうでしたし、今回もフィーリングがいいですね。Q2で良い予選にすることが重要です。ヤマハのバイクはここでは悪くありませんが、今まで乗っていたバイクのほうが挙動はいいですね。今はヤマハはかなり暴れてしまっていてアグレッシブです。かなりフィジカル面で厳しい操作性です。こうした部分を改善していきたいと思っています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。