★MotoGP2019 ホルへ・ロレンソが負った舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)とは?

ホルへ・ロレンソはトレーニング中に左手首の舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)を患い、セパンで2月6日から開催されるプレシーズンテスト不参加が発表されました。23日のレプソルホンダのプレゼンテーションには問題なく参加出来るでしょうが、開幕戦カタールは3月8日にFP1が行われますが、それまでに完全回復は難しいでしょう。

舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)は、この骨自体の血行が悪く治りが遅いことで知られる骨折ですが、実際にどのような怪我なのでしょうか?

手首の関節は8つの手根骨から成っており、舟状骨はこれらの手根骨の中でも最も重要な骨とされます。形状が船に似ていることから舟状骨と呼ばれていますが、とにかく骨折が治りにくい箇所である骨折で、放置すると医学的には偽関節と呼ばれる骨折しながらも関節のように動く状態となってしまい、いつまでたっても完治しない、手首の関節が変形して痛みが出る、力が入りにくくなるなどの症状が現れるようです。

ギプスではなくスクリューで固定する方法もあるようですので、ロレンソの場合もこのような手術を行うことが予想されます。完治までは長くなると3ヶ月程度かかる可能性もある骨折でもあり、これがスロットルを扱う右手であった場合は、選手生命にも黄色信号が点灯するという骨折でした。

今回ロレンソは左手首を骨折していますので、右手首ほど深刻ではありませんが、MotoGPマシンを極限の状況で扱う以上、大きなハンデとなるでしょうし、少しの転倒も命取りとなります。開幕までにどこまでコンディションを上げることが出来るかが大きな課題となります。

(※骨折部の説明については、日本整形外科学会 資料を参考にしています。)

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)