バウティスタが再び優勝。ピレリの200/65サイズのリアタイヤが0℃近い路面においても卓越したパフォーマンスを発揮

14日にアッセンで開催されたSBK第4戦において、アルヴァロ・バウティスタとDucatiパニガーレV4Rは再び強さを発揮、レース1とレース2を制しています。スーパースポーツクラスではフェデリコ・カリカスーロが優勝。スーパースポーツ300クラスではゴンザレスが優勝しています。

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アッセンラウンドは悪天に祟られ、気温は10℃以下と寒く、アスファルトの温度は夜間に0℃以下となり、これによって最初のセッション開始では朝の段階で3℃、4℃を超えることはありませんでした。最終的に土曜日には激しい雨、雪となり、これによってライダーの安全を確保するためレース自体がキャンセルとなりました。

日曜のレーススケジュールはスーパーポールレースがキャンセルとなり、日曜にレース1が組み込まれることとなりました。日曜は天候は回復しましたが気温は上がらず。ワールドスーパーバイククラスのウォームアップはアスファルト温度3℃という状況で行われ、現地時間11時に開催されたレース1では路面温度は6℃でした。

こうしたコンディションでは今までレース開催が難しい状況でしたが、ピレリはその素晴らしいタイヤ性能によってこの厳しいコンディション下においてのレース開催を実現しました。

ピレリのタイヤは路面温度が0℃近いコンディションでもレース開催を実現しただけでなく、ここまでの低気温の中でライダーが200/65サイズのソフトタイヤを使用することを許容しました。これは今までは到底考えられなかったことだと言えます。

このソリューションにとって最適な温度域は路面温度19℃〜20℃となりますが、今回ピレリのタイヤは素晴らしい性能を発揮、アルヴァロ・バウティスタは新しいラップレコードを13周目に記録することとなりました。

WSBKレース1

レース1ではアルヴァロ・バウティスタはポールポジションからスタート。その後ろに2番手スタートのBMWのレイテルバーガーが続きます。ジョナサン・レイは8番手から3番手にまで順位を上げます。他のライダー達とは異なり、レイ、ファクトリーヤマハのライダー達、トム・サイクスはリアにミディアムを使用しました。

8周目にレイはBMWのレイテルバーガーをオーバーテイク。バウティスタから1.4秒遅れで2位を走行します。マイケル・ファン・デル・マークもレイテルバーガーを抜いて3番手に浮上。レース中盤になるとバウティスタのソフトタイヤという選択の正しさ証明するように、彼はさらにギャップを広げていきます。

14周目にはファクトリーヤマハの2人が表彰第3位争いを繰り広げます。最終的にはアルヴァロ・バウティスタが再び優勝、2位にレイ、3位にはマイケル・ファン・デル・マークが入賞。これでバウティスタは史上初めてWSBKの開幕から10連勝を達成したライダーとなりました。

WSBKレース2

レース2ではレイが1周目にバウティスタ、チームメイトのハスラムを抜いてトップに躍り出ます。4位と5位にはヤマハのマイケル・ファン・デル・マーク、アレックス・ロウズがつけて、上位7選手が1秒以内という接近戦となりました。

4周目になるとハスラムが地元のマイケル・ファン・デル・マークに3位を譲る展開となり、バウティスタはなんとかレイを抜こうとその背後にピッタリとつけます。しかしバウティスタはマイケル・ファン・デル・マークとチームメイトのデイビスに後方から追いすがられる展開となります。

7周目になるとバウティスタ、デイビスがレイをオーバーテイク。その後レイはマイケル・ファン・デル・マークからのアタックを迎えることとなります。レイはデイビスを抜いて2位となり、その時点でファステストを記録。一方のバウティスタは8周目にさらに高速なファステストを記録。デイビスは4位に後退。ロウズとマイケル・ファン・デル・マークに挟まれます。

バウティスタはレイに対して0.8秒タイムを更新。レイもバウティスタを追いますが、バウティスタは10周目、13周目にさらにファステストを更新。レイとの差を3秒以上に広げます。バウティスタはこのままリードを保って優勝。2位3位争いはレイとマイケル・ファン・デル・マークとなり、19周目にマイケル・ファン・デル・マークはレイを抜いて2となります。

レイも最終ラップに巻き返しを図りますが、チェッカフラッグが振られた時に先にゴールしたのはマイケル・ファン・デル・マークでした。

ワールドスーパースポーツクラス

WSBKのレース1とレース2の合間にスーパースポーツクラスの走行が行われ、Krummenacherがポールポジションからスタートするもポールポジションを活かせず、Raffaele De Rosaに先行を許します。2周目にKrummenacherはトップに立ちますが、De Rosa、Cluzelが彼の背後につきます。

レース中盤にKrummenacherはリードを保ってこのまま優勝するかに見えました。12周目にCluzelを抜いた後、de Rosaがコーナーで膨らみ転倒。再スタートしたもののレースを12位で終えました。

フェデリコ・カリカスーロは2位に浮上し、Gradingerもまた3位に順位をアップ。最終ラップになるとカリカスーロはリードを開こうとして成功。最終ラップに大きなリードを築きます。フェデリコ・カリカスーロはそのまま優勝、2位にはチームメイトのKrummenacherが入賞、Gradingerが3位となり、表彰台をヤマハが独占しました。

ワールドスーパースポーツ300クラス

第2戦目となる300クラスはGonzalezはアラゴンに続いて優勝。彼の後ろにはScott Deroue、Nick Kalininが続きました。

WSBKクラスで使用されたタイヤ

ワールドスーパーバイククラスでは、レース1、レース2共にリアにほとんどのライダーが200/65サイズのSC0スタンダードソフト(オプションA)を低いアスファルトの温度に関わらうず使用。ファクトリーヤマハの2人、マイケル・ファン・デル・マークとロウズ、KRTのジョナサン・レイ、BMWのサイクスはY0328 SC1デベロップメント(オプションC)ミディアムをレース1で使用。レース2ではヤマハのライダー達はソフトリアを使用。

フロントに関しては、レース1で18名のうち13名以上のライダーがスタンダード125/70サイズSC1(オプションA)を使用。レース2でもこのタイヤが最も使用されたタイヤでした。

SSPクラスで使用されたタイヤ

ワールドスーパースポーツクラスでは、スタンダードSC1(オプションA)をフロント、スタンダードSC1(オプションB)をリアという組み合わせが最も選ばれていました。


(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)

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