ピレリ(Pirelli)FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)第3戦ポルティマオに向けて準備万端

PIRELLIスパニッシュラウンドをヘレスで成功裏に終えた後、ピレリ(Pirelli)はアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催されるポルティマオ戦に挑みます。なお、今回のラウンドに関しては3クラスでダブルレースが予定されており、これに加えてWorldSBKクラスではスーパーポールレースが開催されます。

アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェは建築家のリカルド・ピナの設計で、10年前にオープンしました。全長は4,592mで9つの右コーナーと6つの左コーナーから成り立っています。最大勾配は57mで、コーナーは最小で23Rのものから、最大で207Rまで様々で、ホームストレートの長さは835mです。

このポルトガルのサーキットはトラックの高度の変化、ブラインドコーナーにより、タイヤの異なるコンディションで働く能力を最大限に要求するトラックです。リアタイヤは低温から極度の高温に対応する必要があり、フロントタイヤはコーナーへの正確な進入を助ける必要があります。

リアタイヤはメカニカルな熱的なストレスに晒されますが、フロントタイヤは低速コーナーへのクイックな進入に対応する必要があり、ライダーのブレーキングは時にダウンヒルであっても当然ながらシャープになります。

タイヤにとっても最もチャレンジングな箇所は350mの最終コーナーで、通過には6.5秒が必要です。約150Rの大きなコーナーですので、バイクは常に加速を続け、50°近いリーンアングルを150km/hから250km/hで通過します。ですからタイヤのサイド部分の温度が著しく上昇、特にリアタイヤはこの厳しい状況にしっかりと対応する必要がありますし、バイクを加速させることが求められます。

ターン5、8、11、13、14は対象的に非常にタイトなRとなっており、ライダー達は極めて低速でのブレーキングを求められます。コーナーの真ん中から、まだ冷えた状態のリアタイヤは最大で50°のリーンアングルのまま、1Gに迫る加速を求められます。トラックの左コーナーの方が少ないことから、特にコーナーではタイヤの温度が上がりきっていないため注意が必要です。


WorldSBK、WorldSSP600のタイヤ

WorldSBKクラスでは、先週のヘレスで使用されたのと同じ、スタンダードタイヤとデベロップメントタイヤを使用可能です。

フロントに関しては3つのオプションがあります。そのうち2つはスタンダードタイヤ、1つはデベロップメントタイヤとなります。スタンダードSC1は先週末のレース、昨年のチャンピオンシップで最も成功を収めたタイヤです。スタンダードSC2はデベロップメントX1071の進化系となります。デベロップメントSC1 Y1231タイヤは、コーナリングでのグリップを高めたソフトタイヤとなります。

リアタイヤに関しては、スタンダードソフトSC0が同じコンパウンドを使用した異なる性格を持ったデベロップメントタイヤに加えて使用可能となります。ソフトデベロップメントタイヤのX1351は、昨年のヘレスで使用され、ソフトデベロップメント Z0121は先週ヘレスで紹介されたものです。このタイヤは特に最大リーンアングルでのグリップを高めたタイヤとなります。
これらのソリューションに加えて、リアタイヤに関してライダー達はスーパーソフトコンパウンドのSCXスーパーソフトを使用することが可能です。このタイヤは予選でスーパーポールタイヤを使用する以前のウォームアップ用のタイヤとして使用可能で、スーパーポールレースでも使用が可能です。スーパーポールタイヤは、スーパーポールの間にライダー達が最大のグリップを発揮して予選順位を争うために使用可能なタイヤとなります。

WorldSSP600ではフロント2種類、リア2種類の合計4種類のドライソリューションを使用可能です。なお、これらは全てスタンダードソリューションとなります。フロントに関してはスタンダードSC1ソフトコンパウンド、スタンダードSC2ミディアムコンパウンドが使用出来ます。

リアに関しては、WorldSSP600ライダー達は最大パフォーマンスを高めたスタンダードSC0ソフトコンパウンドに加えて、スタンダードSC1ミディアムコンパウンドが使用可能です。のタイヤはコンスタントなパフォーマンスと対摩耗性を両立したものです。

悪天候に備えて、すべてのクラスのライダーたちは、レインタイヤとインターミディエイトタイヤが使用可能です。

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)