ブレンボが分析する 2021年FIM スーパーバイク世界選手権(SBK) ミサノ

ブレンボが分析する 2021年FIM スーパーバイク世界選手権(SBK) ミサノ

FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)は、1年ぶりにアドリア海沿岸のイタリアラウンドで開催される。昨年3月には12人のライダーが2日間のテスト走行を行っているが、アスファルトが改修された後、スーパーバイクレースが行われるのは今回が初だ。

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ブレンボが分析する 2021年FIM スーパーバイク世界選手権(SBK) ミサノ

17名のスーパーバイク世界選手権のライダーと密接に連携しているブレンボの技術者によると、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは、ブレーキの難易度が中程度のコースだ。5段階評価では、ポルティマオ・サーキットとまったく同じ難易度指数3となる。

マルケジーニのホイールのメリット


マルケジーニは、2000年3月からブレンボグループの一員となり、生産工場も同じだ。2021年シーズンもマルケジーニは、スーパーバイク世界選手権に参戦するバイクの70%が採用するマグネシウムホイールを鍛造し、フロントには5本スポークと7本スポークの軽量Yデザインホイール、リアには7本スポークの軽量ホイールを採用している。
ブレンボが分析する 2021年FIM スーパーバイク世界選手権(SBK) ミサノ
これらのホイールはすべて、3Dクローズドダイマルチフォージングと熱処理によって作られており、最高の剛性と最小の慣性を保証している。ホイールはタイヤと並んでバネ下でもっと大きな回転質量物であり、ホイールを軽量化することで、モーターサイクルの加速や方向転換時のハンドリングが向上し、ブレーキレスポンスも向上する。

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ロードバイクにも軽量さ、慣性の軽さを


マルケジーニは、プロのライダーに爽快な走行体験を提供するだけでなく、一般ユーザーにも高いパフォーマンスを保証する。独自のスタイルを持つマルケジーニの製品は、最先端の設計、構造解析、試験を経て製造されている。

M10RS Corseの17インチマルチフォージドマグネシウムホイールは、10本のYデザインスポークを持ち、3つの異なるカラーがある。これらのカラーはグロッシーブラック、マットブラック、ゴールドの3色で、オリジナルのホイールと比較して、25~40%の軽量化と約30%の慣性力の低減を実現している。

MotoGPより2.5秒短い制動時間

ミサノには16のコーナーがあるが、ブレーキを使わずに方向転換することが多いため、ブレーキングセクションは9つしかない。1周あたりのブレーキ使用時間は28.5秒で、レース時間の30%を占めている。一方、MotoGPの場合、ライダーがブレーキを使用する時間は31秒で、レースの34%に相当する。

スーパーバイクの3つのブレーキングセクションは、速度低下が100km/h以下のため、制動距離は90m以下だ。最大減速度が1.1Gを超えるのは、サーキットの前半部にある3つのセクションだけだ。一方、ブレーキフルードの圧力が最大になるのは、ゴール前の最後の2つのブレーキングセクションとなる。

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245メートル(268ヤード)のブレーキング

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリの9つのブレーキングセクションのうち、ブレーキへの要求が高いとされるのは2つ、中程度の難易度のものが5つ、軽いものが2つだ。その中でも最も難易度が高いのが第1コーナーだ。ライダーは時速261kmでこのコーナーに進入し、その後時速108kmに減速して245mの距離を4.1秒かけて走り、ブレーキレバーに4.9kgの負荷をかける。この時、ブレーキシステム内のブレンボ製フルードの圧力は10.5バールに達する。

(Source: Brembo)

(Photo courtesy of Brembo)



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