ジョナサン・レイはロカテッリと共にレース2をDNFで終える

フィリップアイランド戦レース2は、トラック清掃の影響でレース開始が遅延した後、予定よりも遅い現地時間17:15 (UTC+11)に開催された。ロカテッリはディフェンディングチャンピオンのアルヴァロ・バウティスタと共に先頭でスタートを切ると、後方ではトプラック・ラズガットリオグルが技術的問題に見舞われるというドラマが展開された。

続くラップで、ジョナサン・レイはターン10でクラッシュし、レースが赤旗中断された。ジョナサン・レイはメディカルセンターへ搬送されたものの、すぐに解放された。

新たに11ラップのレース2では、ロカテッリは再び2位からスタート。当初6位まで後退したものの、週末で最も優れたオーバーテイクのいくつかを見せながら前へと進んだ。ロカテッリはアレックス・ロウズアルヴァロ・バウティスタと三つ巴の戦いを展開したものの、ターン4で転倒してレースを終えた。

アンドレア・ロカテッリ(SPRC: 2位 Race 2: DNF)

「レース2の感覚は素晴らしかったです。結局、この週末は本当に良い仕事をしました。データをチェックしていますが、まだ原因は分かりませんが、バイクがニュートラルになっていたので、ギアを再度入れようとした際にミスを犯し、リアを失ったようです。」

「最終ラップでレース優勝を争っていただけに、非常に残念です。しかし同時に、この週末、私たちは良い仕事をしていたので、ヤマハとチームに感謝したいと思います。あらゆる条件とすべてのセッションで速く、常に先頭にいましたからね。」

「次のレースで何ができるかを見てみましょう。バルセロナラウンド前に2日間のテストが行われますが、もう少し改善が必要です。R1に対する自信は良好なので、何ができるかを見てみましょう。」

ジョナサン・レイ(SPRC: 10位 Race 2: DNF)

「まず第一に、身体的には大丈夫です。クラッシュで腰をかなり強打しましたが、火曜日からのさらなる怪我はありません。今週は2回の大きなクラッシュでしたが、アルパインスターズとアライのおかげで無事でした。」

「このクラッシュは大きな驚きで、バイクに自信を持ち始め、かなり良い感じだったときに起きました。トプラックがエンジントラブルに見舞われた後に、レースで良い位置にいましたが、本当に自信を持ち始めたとたんにクラッシュしました。」

「ゼロから再構築し、すべてを見直し、自分にとっての感覚を改善しようとするしかありません。ロカがどれだけ競争力があるかを見れば、自分たちもそこにたどり着けることがわかります。今は家に帰り、立て直し、バルセロナでより強く戻ってくることを望んでいます。」

ポール・デニング チーム監督

「アンドレアにとっては、フィリップアイランドでの全イベントを通じて単純に素晴らしいパフォーマンスの後で、最終的にはがっかりする結果でした。11ラップの再スタートの始めに、彼は以前に感じていたのと同じバイクへの感覚を持っていませんでしたが、バイクへのフィーリングが戻ってきた時にレースう優勝出来る可能性を持っていました。」

「アレックスに4ターンで追い越しを試みた時のロカのクラッシュはとても不運でしたが、彼と彼の全クルーの努力を称えなければなりません。ここで起こったすべて、特にスーパーポールレースでのもう一つの素晴らしい2位は、彼が2024年に大きなステップを踏み出したことを示しています。」

「今日はジョナサンにとって純粋な結果の観点から最終的にはがっかりするものでしたが、スーパーポールレースでのペースの向上、勝者から5秒以内でフィニッシュし、そしてこんなに難しい週末の後でもチャンピオンシップを勝ち取るための彼の攻撃性を示して、11位から5位に上がり、フロントグループに追いつくことで、彼の成功への決意を示してくれたと思います。」

「彼がターン11のクラッシュから無事に戻ってきたことに安心しており、バルセロナのテストでジョナサン・レイとリセットし、ここから良くなっていくことを期待しています。」

(Photo courtesy of yamaha)