LCRホンダがバンコクでチーム体制を発表

LCRホンダは、2025年シーズン開幕を目前に控えた2月8日、バンコクの中心部でチームプレゼンテーションを開催し、新シーズンのカラーリングをお披露目した。カストロール・ホンダLCRとイデミツ・ホンダLCRの2台は、近年のクラシックなデザインを踏襲しつつも、2025年仕様へとアップデートされ、これでグリッド上の全マシンが出揃った。イベントでは、LCRチームのメンバーが登壇し、続いてヨハン・ザルコと母国タイの英雄ソムキャット・チャントラがファンの前に姿を現した。さらに、プレゼンテーションの後には市街地を走行するパレードが行われ、チャントラにとっては自身の母国の首都を走るだけでなく、街中に掲げられた自身の巨大広告の前を通過するという、夢のような体験となった。

ルーチョ・チェッキネロ

「多くの方が訪れてくれた素晴らしいチーム発表となりました。チャントラにとっては母国タイでの開幕戦となりますから、楽しみと同時にプレッシャーもあるでしょう。タイのライダーとして今までのキャリアを通じて成長してMotoGPに到達したわけですから、夢が実現したわけですからね。」

「ヨハン・ザルコはホンダで戦い、これからトップ10を狙っていけるでしょう。最終的にはシーズン終盤にはトップ5を争える状況が理想です。ホンダのバイクの進化も嬉しいですし、ヨハン・ザルコのパフォーマンスにも満足しています。経験の深いライダーと若いライダーの組み合わせは本当にいいですね。この2人のコンビネーションに期待していますし、楽しみです。」

ソムキャット・チャントラ

「自分にとっての初めてのMotoGPバイクですから最高です。ここまでに多くの苦労を積んできましたし、多くのスポンサー、ファンの助けがありました。ハードにプッシュしてベスト、そして自分の限界を尽くしたいと思います。セパンテストからタイに戻ってきましたが、多くのファンが来てくれていて本当に嬉しいです。タイの開幕戦にも多くのファンが訪れてくれることを願っています。」

ヨハン・ザルコ

「今年のカラーリングは昨年と似ていますが、昨年の時点でもこのバイクが大好きでしたからいいですね。今年はレザースーツとヘルメットもバイクのカラーリングにより寄せているので、良いマッチングですね。ソムキャット・チャントラがチームにいることはいいですね。彼の母国のタイでのレースになりますから、ホンダにとってもプラスでしょう。テストに関しては改善が見られていますが、経験を積んできているので、状況をコントロールすることにも繋がっていると思います。タイではトップ10を狙って、そこから改善していきたいですね。」