2025年のスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)開幕戦、オーストラリア・フィリップアイランドでカワサキワークスチームがシーズン初日の走行を完了。ギャレット・ガーロフとNinja ZX-10RRは、2回のフリープラクティス(FP)を経て15位で初日を終えた。

転倒から復帰し、セットアップ調整に集中
カワサキワークスチームはライバルと共に、2025年シーズンの初走行に臨んだ。午前と午後の2回のセッションはドライコンディションで実施され、午後のFP2ではトラック温度がFP1よりも約10℃上昇。
今週初めに行われた2日間の公式テストではガーロフが転倒を喫し、マシンの修復作業が必要となった。そのため、レースウィーク初日のFPは評価と調整を兼ねた走行となった。最終的にガーロフは総合15位(トップから1.4秒差)で初日を終えた。
ギャレット・ガーロフ(総合15位 / 1’30.193)
「今日はとにかく良いフィーリングを取り戻すことが最優先でした。プレシーズンテストの終盤はあまりいい形で終われなかったですから。チームのメカニックたちは素晴らしい仕事をしてくれ、マシンをほぼ新たに組み直してくれたおかげで、今日の走行ではしっかりとした感触を得ることができました。」
「今は、パッケージ全体のパフォーマンスを向上させることに集中しています。今のWorldSBKは非常に僅差の戦いですから、小さな改善が結果に大きく影響すると思います。今夜はしっかり休んで、明日はもっと良い結果を目指します。」

(Photo courtesy of KAWASAKI)