アメリカでの初舞台に意気込み

小椋藍は、トラックハウスのライダーとしてアメリカの地でレースに臨めることに喜びを語り、今週末のホームGPに向けて最大限の力を発揮すると意気込んだ。タイではスプリント、決勝ともにトップ5を記録し、アルゼンチンでは事前テストなしの中で実戦を通じて経験を積む内容となったが、どちらの週末もMotoGPライダーとして前向きな成果を得られたと振り返る。フィジカル的に最も厳しいサーキットと位置付けるCOTAに挑む心構えを語る一方、ライディングスタイルは初テストから大きく進化し、バイクとの一体感も向上。失格裁定を受けたアルゼンチン戦については、結果には残念さをにじませつつも、パフォーマンスへの影響は一切ないと断言し、引き続き全力で戦う決意を示した。

小椋 藍

「トラックハウスのライダーとしてアメリカでレースが出来ることは本当に素晴らしいことです。タイでは良い週末でした。
スプリント、決勝レースでトップ5を記録出来たことは良かったですね。タイのトラックは自分にとってはアルゼンチンよりも楽に挑むことが出来ました。一方のアルゼンチンは事前テストがなかったため、自分にとってはより実戦としてのレースになりました。」

「両方の週末はMotoGPライダーとして良い形で進めることが出来たと思います。パフォーマンスも悪くなかったですが、今週末はチームのホームGPですから最大限の力で走ります。とにかくこのサーキットをMotoGPで走りたいと思っていたので嬉しいですね。」

「このトラックはフィジカル面でライダーにとっては最もタフなサーキットの1つだと思います。タイ、アルゼンチンではそこまでタフだと感じずに走ることが出来たので、どうなるかですね。」

「最初のテストからライディングスタイルは大きく変わったと思います。テスト最初の2日間はバイクと格闘しているような状態でした。現時点ではバイクと一体感を持ってライディングが出来ていると思いますね。」

「アルゼンチンでの失格判定についてはライダー側のパフォーマンスには影響を与えませんし、ただああいった形で終わってしまったことは残念でした。内容としては良かったと思いますし、今後の走り等にも影響を与えるものではありません。引き続き全力を尽くしていくのみです。」

(Photo courtesy of michelin)