ミシュラン・フランスGPの金曜午前フリー走行1回目(FP1)で、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分30秒764のトップタイムを記録。今季好調の6度のMotoGP王者が力強く週末の幕を開けた。

2番手にはブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)が0.576秒差で続き、タイトル争いの先頭に立つアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が0.620秒差の3番手につけた。兄弟揃っての好スタートとなった。4番手にはフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)はFP1を5番手で終え、デビューシーズンの中でさらなる存在感を示した。

母国レースに挑むファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は、小椋に次ぐ6番手。トップからは0.678秒遅れ。ヨハン・ザルコ(LCRホンダ・カストロール)も8番手と、フランス勢はともに上位進出の手応えを得た。ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGP)とフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング)が転倒する場面もあったが、両者ともに無事。モルビデリはセッションを7番手で終えている。

ルーキーのフェルミン・アルデゲルは9位、10位をKTMのマーべリック・ビニャーレスが締めくくった。