現実的な判断と冷静な対応で掴んだ2位表彰台
サンマリノGPのスプリントで2位表彰台を獲得したアレックス・マルケスは、自身の現実的な立ち位置を見極めた上での堅実なレース運びを評価した。スタート直後はベッツェッキや兄マルクの猛攻に晒される形となったが、冷静に対処。フロントの温度管理に苦しむ中でも前を走りたい意志を持ちながら、最終的にはベッツェッキに食らいついて圧力をかけ続けた。兄の転倒を経て順位を守ったこのレースをポジティブに捉えつつ、明日の決勝に向けてはタイヤ選択と数カ所のコーナー修正が鍵になると見ている。



スプリントを振り返り、自らの走りに手応え
「スプリントで表彰台を獲得出来て嬉しいです。現実的な順位は3位でした。スタートは悪くなかったんですが、序盤少し苦戦していてマルコ・ベッツェッキ、マルクのアタックを避けることが出来ませんでした。彼らは自分より週末を通じてスピードがありましたから。前にライダーがいることによってフロントの温度が上がるのが嫌だったので前でレースをしたかったんですけどね。マルクが転倒した後はマルコに最後までプレッシャーをかけていきましたが、2位でも満足です。」
明日に向けた修正点とタイトル争いへの意欲
「明日の優勝候補はマルクです。転倒から迎える日曜ですから、よりしっかりと準備をして挑むはずです。明日はまたリアタイヤの選択が重要でしょうね。いくつかのコーナーで改善が必要なので改善していきたいですね。自分も同様に転倒していましたから、マルクの状況はわかっています。明日が非常に重要になっていくでしょう。シーズン終盤に向けてタイトル2位争いでは引き続きポイントを獲得していきます。」