モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームは、2025年シーズン第17戦となる日本GPに向けてもてぎ入りした。ヤマハの本拠地である浜松にて、ファビオ・クアルタラロ、アレックス・リンスら全ヤマハライダーがヤマハ本社を訪問し、社員たちに直接感謝の気持ちを伝えた。さらにリンスとジャック・ミラーは、東京で行われたMotoGP公式プレイベントに参加し、日本のファンとの交流を楽しんだ。

日本GPは特別な舞台

ヤマハにとって日本GPは単なる1戦ではない。1997年にテストコースとして建設されたモビリティリゾートもてぎは、1999年にMotoGPを初開催。翌2000年にはパシフィックGPが行われ、2004年以降は鈴鹿に代わって日本GPの正式開催地となった。全長4.8km、左右非対称の14のコーナーに加え、ハードブレーキングと加速が連続するレイアウトが、数々の名勝負を生んできた。クアルタラロとリンスにとっても、ヤマハにとっても、このホームラウンドは今季後半戦の流れを占う重要な一戦となる。

ファビオ・クアルタラロ

「自分にとって日本で走るのは特別なことです。ファンの皆さんが手作りのマスクやバナー、服、靴まで用意してくれて、本当に特別な雰囲気を作ってくれます。もてぎではチーム全体が特別なモチベーションを感じているので、自分も全力で臨みます。金曜からいいスタートを切れるように頑張ります。」

アレックス・リンス

「1週間の短いブレイクを挟んで、後半の海外遠征がスタートします。日本GPはヤマハにとって非常に大切なレースなので、すべてのエンジニアやスタッフが自分たちのパフォーマンスに注目していると思います。日本のファンのサポートは本当に素晴らしく、自分たちのやる気をさらに引き出してくれます。この週末のスタートが待ちきれません。」

マッシモ・メレガリ

「日本GPは、ヤマハにとって常に特別な意味を持つラウンドです。我々の母体であるメーカーのホームレースであり、現地の工場スタッフや熱心なファンの前で走れることは、チームにとって大きな意味があります。2026年を見据えた重要な遠征シリーズの始まりでもあり、日本はヤマハの“戦うスピリット”を再確認するのに最適な場所です。いつも通り、チーム全員が全力を尽くして良いショーを届けたいと思います。」