FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するチームHRCは、19日、20日にヘレスでテストを行った。1月に開催したテストは悪天候の中となったが、今回のテストは素晴らしい天候が味方し、アルヴァロ・バウティスタ、レオン・ハスラムの両ライダーはトラックタイムを有効に活用してテストを行うことが出来た。
アルヴァロ・バウティスタは2日間をテストに費やしたのに対し、レオン・ハスラムは土曜日にわずかに走行し、残された時間を別の機会のテストで使用することとなる。この後HRCはライダーからのフィードバックを元に開発を行い、次回のオフィシャルテストである3月31日、4月1日のカタルーニャテストに挑む。
なお、次回テスト直前の30日は、HRCの2021年シーズンチーム体制発表となる。発表はオンラインで行われ、HRCのフェイスブックページ、Youtubeチャンネルなどで視聴が可能だ。
[adchord]
テストプログラムを消化出来た
アルヴァロ・バウティスタ
「この2日間で多くのテストを行いました。霧も雨も発生しない理想的なコンディションでした。1月のテストは霧や雨によって適切なテストが出来なかったんですよ。今回はテストプログラムをこなしています。」
「全体的なセッティングもそうですが、ブレーキングや電子制御の部分を煮詰めることが出来ましたね。エンジニア達が作業するために必要なデータも収集していますし、作業内容に満足です。次回テストで集中すべき課題もわかりましね。」
[adchord]
今回はテスト日程をセーブした
レオン・ハスラム
「前回テストは悪天候で10周程度しか走行出来ていません。ですから、こうしてしっかりとテストが出来るのは重要です。膨大なメニューがあったんですが、しっかりとメニューを消化出来ました。コンスタントに走行出来ており、自信もさらに持てるようになりました。」
「この後のバルセロナテストでは、自分達の立ち位置がしっかりとわかるでしょうし、バイクが機能しているかもわかるでしょう。なお、テスト日程が限られていることから、今回は半日のみのテストを実施しています。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of HRC)