ミシュラン スペインGPプレビュー2021

スペインGPにおけるミシュランのタイヤラインナップ

ポルティマオで開催されたエキサイティングなレースに続き、MotoGPパドックはイベリア半島から東に向かい、スペインのヘレスにおいて第4戦に挑むことになる。

現在までにオールタイムラップレコード、レースラップレコード、最高速度はミシュランの2021年版ミシュラン・パワースリックタイヤで記録されている。
ミシュランにとってポルトガルのレースは記録的な内容であったが、ミシュランモータースポーツチームは、素晴らしい2021年シーズンを継続していく。

ヘレスサーキットはタイヤにとって常にタフな環境であるが、近年再舗装が何度も繰り返されている。ミシュランはライダーたちが最高のパフォーマンスを4,423メートルのサーキットで発揮するために、最高の組み合わせのタイヤを持ち込む。

2021年のタイヤアロケーションに関しては、3種類のフロント、3種類のリアの組み合わせとなる。コンパウンドはソフト、ミディアム、ハードコンパウンドで、フロントソフトとミディアムに関しては左右対称デザインとなる。

ハードタイヤに関しては左右非対称コンパウンドとされている。これはこのトラックに8つの右コーナーが存在し、タイヤの右側により多くの負荷がかかるためだ。

リアタイヤについてはすべてのコンパウンドで左右非対称コンパウンドとなり、ハードタイヤについてもフロント同様に左右非対象となる。比較的暖かい気温が予想されることから雨の可能性も捨てきれず、ミシュランパワーレインタイヤがこのような状況で使用されることになる。

コンパウンドについてはフロントとリアでソフト、ミディアムが用意され、リアタイヤについてはタイヤ右側が固めのコンパウンドを使用した左右非対称となり、フロントについては左右対象コンパウンドを採用している。

決勝レースは日曜日の現地時間14時から開始となる。
ミシュラン ポルトガルGPプレビュー2021
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新しくなったミシュランMotoEタイヤ

ヘレスでは2021年のMotoEワールドカップの開幕戦が開催される。開幕戦に合わせてミシュランは、エネルジカEgo Corsa専用に開発した全く新しいタイヤを投入する。

ミシュランのエンジニア達は、2020年リアタイヤの構造をデザインし直しており、 すべてのレンジのタイヤについて、さらにリサイクル材料を使用する比率が高まっている。
リサイクル材料はタイヤケーシングとコンパウンドに使用されており、環境負荷の軽減をさらに推し進めるだけでなく、今までのタイヤに比べてパフォーマンス面で改善している。

MotoEワールドカップは金曜日に2つの練習走行があり、土曜日に3回目の練習走行を予定している。土曜日には予選も行われ、決勝レースは日曜日の現地時間10時5分から開始となる。
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2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「今シーズンは今までのところ素晴らしい内容です。今年のタイヤのグリップとコンスタントなパフォーマンスによって、ライダーたちは彼らのマシンを限界までプッシュすることができています。」

「とは言え、多くのファンをサーキットにお迎えできない事は非常に残念です。ファンがトラックに持ち込んでくれる雰囲気とエネルギーは、ライダーたちに大きなエネルギーを与えるのです。」

「今週末はMotoEにとっても開幕戦となります。今年はさらに環境負荷低減したタイヤを使用しますが、パフォーマンスも向上しています。パフォーマンスが向上したことによって、開幕戦で素晴らしいレースを見ることができるでしょう。

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)