改めて振り返ると、ファビオ・クアルタラロのチャンピオンシップ優勝はフランス人ライダーとしては初めて。そしてヤマハとしてはホルヘ・ロレンソ以来の快挙だ。2022年に少しエンジンパワーが向上、Ducatiが簡単にストレートで抜けない状況を作ることが出来れば、ストレートで前に行かれたらお終いというシチュエーションを減らすことが出来るかもしれない。
オーバーテイクで未だに苦戦している
ファビオ・クアルタラロ
「ホンダやDucatiのバイクを試したことはありませんが、他の選手の話やコメントを聞く限りヤマハがグリッド上で最高のバイクだとは思いません。しかしバイク自体はしっかり機能しており、それは自分がチャンピオンシップで優勝したことからも明らかでしょう。良い方向性ではありますが、作業は引続き必要です。特にオーバーテイクをする際は未だに苦戦しているわけです。」
「ストレートの長いトラックだと特に苦戦します。しかし改善が必要なのは馬力であると明確にわかっています。もしヤマハのバイクがもう少しの馬力を手に入れたら、パドックでベストのバイクになることは間違いないでしょう。もちろん自分が言わずとも、ヤマハは何を改善すべきがわかっているでしょうけどね。」
(Photo courtesy of michelin)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。