MotoGP世界選手権第14戦、およびEnelMotoEワールドカップの今シーズン最終戦に向けてミシュランはイタリアに移動、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されるサンマリノ・グランプリに臨みます。

サーキットは2007年の選手権復帰以来、人気のMotoGP開催サーキットとして毎年カレンダーに記されています。アドリア海リビエラのリミニ市に程近い場所に位置する全長4,226m(2.626マイル)のコースは、10の右ターンと6つの左ターンを備えるテクニカルなレイアウトでその名が知られています。高速カーブとコーナー、低速ターン、そして530m(0.329マイル)の短いストレートを備えたレイアウトは、フロントタイヤにこのコースならではの特殊な要求を課します。それらを念頭に準備されるMICHELIN Power Slickは、このコースでライダーたちに最適なパフォーマンス性能を提供すべく設計されています。[adchord]

本大会におけるMotoGP用タイヤは、フロントがソフト、ミディアム、そしてハードで、すべて左右対称設計です。右コーナーが多いこと、そして27周に渡ってタイヤの右側にストレスがかかり続けることを考慮し、ソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドのリアタイヤはすべて、右側をよりハードにした左右非対称設計となっています。

また、サーキットが海岸近くに位置していることからミサノでは雨が降ることが多く、昨シーズン開催された2度のグランプリでもフリープラクティスは雨天のもとでのセッションとなりました。今年も同じ状況となる場合に備えてMICHELIN Power Rainが準備されます。フロントは左右対称設計のソフトとミディアム、リアは右側をよりハードとした左右非対称設計のソフトとミディアムになります。これらは雨天時でもMotoGPライダーたちに究極のグリップを提供できるよう設計されています。

MotoEについてもミシュランはスリックタイヤとレインタイヤを供給します。革新的なMotoE用MICHELIN Power Slickは、持続可能なリサイクル素材をより高い割合で使用し製造されています(フロント33%、リア46%)。

ミシュランモータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「サーキットが再舗装されて以来、グリップレベルはかなり安定しているように思われますが、昨年ここミサノで開催されたふたつのレースは雨の影響を受けたため、チームはレースに向けたドライのセットアップを行う時間が充分にはありませんでした。昨年よりも早い時期に開催されるので、今年は天候が良好で安定したコンディションとなって、我々が提供するタイヤが最大限そのパフォーマンスを発揮できることを願っています」

「ミシュラングループの“AllSustainable(オールサステナブル)“戦略に沿って、持続可能性における私たちの進歩を強調しご理解いただくために、今週末の2つのMotoEレースには特別に設計した、より持続可能性の高いタイヤを提供します。これは素早いウォームアップ性と安定したグリップが特徴的で、このふたつの要素がMotoEワールドカップのシーズン最終戦に相応しい、エキサイティングなフィナーレをファンの皆様にお見せできるでしょう」

(Photo courtesy of michelin)