10周で争われたスプリントレースを制したのはフランチェスコ・バニャイアで、これでペッコはスプリントレース3戦中2勝目となった。2位はホンダのアレックス・リンス、マルク・マルケス不在の中、グリッドで唯一COTAの優勝経験を持つライダーとして素晴らしいレースを見せた。3位はホルヘ・マルティンとなり、Q2で転倒、熱もある中の執念の表彰台獲得となった。
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序盤ターン1のブレーキングでリンスが止まりきれず、フランチェスコ・バニャイアがリードを作る展開となり、そのまま逃げきって優勝。リンスは苦戦しながらもホルヘ・マルティン、アレイシ・エスパルガロを抑えて2位でフィニッシュ。ホルヘ・マルティン、アレイシ・エスパルガロのバトルは最終ラップまでもつれ込んだものの、ストレートスピードを活かしつつマルティンが嬉しい3位表彰台を獲得。
4位アレイシ・エスパルガロ、5位ブラッド・ビンダー、6位マルコ・ベッツェッキ、7位ルカ・マリーニ、8位ミゲル・オリヴェイラ、9位ジャック・ミラー、10位マーべリック・ビニャーレスとなった。ファビオ・クアルタラロは転倒してレースに復帰したものの19位となり、現在までスプリントレースでポイントはない状態だ。
アメリカズGP スプリントレース結果
| 順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
| 1位 | 1 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 20’35.270 |
| 2位 | 42 | アレックス・リンス | HONDA | 20’37.815 |
| 3位 | 89 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 20’39.976 |
| 4位 | 41 | アレイシ・エスパルガロ | APRILIA | 20’40.322 |
| 5位 | 33 | ブラッド・ビンダー | KTM | 20’43.445 |
| 6位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | DUCATI | 20’44.147 |
| 7位 | 10 | ルカ・マリーニ | DUCATI | 20’44.723 |
| 8位 | 88 | ミゲル・オリヴェイラ | APRILIA | 20’46.038 |
| 9位 | 43 | ジャック・ミラー | KTM | 20’47.718 |
| 10位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 20’48.009 |
| 11位 | 5 | ヨハン・ザルコ | DUCATI | 20’49.521 |
| 12位 | 36 | ジョアン・ミル | HONDA | 20’50.258 |
| 13位 | 30 | 中上 貴晶 | HONDA | 20’50.862 |
| 14位 | 21 | フランコ・モルビデッリ | YAMAHA | 20’51.804 |
| 15位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 20’54.560 |
| 16位 | 37 | アウグスト・フェルナンデス | KTM | 20’58.398 |
| 17位 | 49 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | DUCATI | 21’00.896 |
| 18位 | 6 | ステファン・ブラドル | HONDA | 21’01.057 |
| 19位 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 21’02.439 |
| 20位 | 94 | ジョナス・フォルガー | GASGAS | 21’22.243 |
スプリントレース 優勝フランチェスコ・バニャイア
「序盤から良いペースで後方にギャップを作って走行が出来ました。今日はコンディションが非常にトリッキーでブレーキングポイントが滑りやすかったですね。明日に今から集中していきたいと思います。今日の結果には満足しています。」
スプリントレース 2位アレックス・リンス
「このレースは信じられない形でした。バイクを止めることが出来ずにペッコの背後でタイムを失いました。そこからアレイシをオーバーテイクにかかったものの簡単ではありませんでした。ペースを作って良いレースが出来たと思います。この表彰台は息子のルカ、妻、支えてくれたすべての人に捧げます。」
スプリントレース 3位ホルヘ・マルティン
「3周、4周走っただけで息が切れるほど体調が悪かったんです。アレイシ・エスパルガロのほうが後半はペースが早いのはわかっていましたが、最後のアタックポイントで彼が狙ってくるのはわかっていたので、ブレーキングを粘りました。明日はもっと良いレースが出来ると思います。今晩しっかり食べて明日に備えたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。
