カワサキからヤマハに移籍したジョナサン・レイは2日目のテストで1’39.179を記録。、2日目3番手とした。カワサキと比較すると、ヤマハのバイクはユーザーフレンドリーで、クロスプレーンエンジンについてはトラクションが豊富だと感じると語った。タイムについてはライダー達がそれぞれ異なる作業をしていることから、まだこれから煮詰めて行く必要があるとしている。

クロスプレーンはユニークなフィーリング

ジョナサン・レイ

「ヤマハはチームとしてとても自分を歓迎してくれていて、快適に走行出来ています。初日はまずバイクに慣れることを優先して走行しましたが、バイクのフィーリングの違いに良い意味で驚きました。ヤマハのバイクは非常にユーザーフレンドリーですね。」

「速く走行するのはすぐには簡単ではりませんが、ステップ・バイ・ステップで異なる内容を試していきました。タイヤコンビネーションを変更しながらバイクのフィーリングを探っていきました。その後はセットアップを変更したり、電子制御の内容についてリクエストしたりしていますが、現時点ではR1のベースセッティングでの走行を行っています。」

「これからのテストでは、チームが開発を続けていた内容やパーツのテストを進めていくことになります。2日間のテストは本当にポジティブな内容でした。R1をものにしたとは言えませんが、とてもフレンドリーなバイクですね。今月末に再度テストがありますから楽しみですね。」

「R1のクロスプレーンエンジンというのは、非常にユニークなフィーリングですね。トラクションが豊富で、トルクを引き出しやすいと感じますし、自信を持って攻めることが可能ですね。スロットルを開けていってパワーを引き出している最中でも、バイクがコントロール下にあると感じることが出来ます。」

「なぜトプラックがあそこまでの走りが出来ていたのか、ロカテリが今年競争力が高かったのかわかった気がします。バイク、チームと初テストでしたが、次回のテストでは色々と作業も進むでしょう。」

「このバイクならユーズドタイヤでも競争力を発揮することが出来るだろうと感じました。今回のテストで記録したタイムに関しては嬉しいですね。とは言え、今回はまだテストで皆が異なる戦略で走行していますし、自分達としては第一印象は良かったと言えます。」

「スロットルは開けた瞬間にタイヤのエッジグリップを感じます。後は電子制御を自分のライディングスタイルに近づけることが重要ですし、新しいバイクに慣れていくことが重要です。クルーチーフ、電制エンジニアと作業を継続しています。自分のコメントを理解してもらうことも重要ですが、初めてのテストですから、こうして良い天候でテストが出来たことが幸運でした。」

「イアンノーネとも少し言葉を交わしていますが、彼はこの挑戦にワクワクしているようです。とは言え、テストと決勝レースとは別物ですし、皆が異なる作業をしています。彼は競争力の高いバイクに乗っていますし、トラック上では一緒に走行していませんが、既にスピードを発揮しています。

「彼はMotoGPでも優勝しているライダーですし、トラック上でも速いライダーが増えるのはエキサイティングですね。」

(Photo courtesy of yamaha)