MotoGPプレシーズンテスト終了、マルケス兄弟が次戦に向けて準備を進める
ロサイル・インターナショナルサーキットでの公式テスト2日目が終了し、MotoGPクラスのプレシーズンが実質的に締めくくられた。開幕戦は3月7日から10日にかけて開催されるが、アレックス・マルケスとマルク・マルケスは、異なる目標を持ちながらも、2週間前のマレーシアでの目標と似たように集中的な練習を2日間にわたって行った。
アレックス・マルケスにとって、このコースとの相性は明らかに向上しているようだ。数ヶ月前には苦戦していたトラックであるが、今回のテストを通じてフロントエンドに対する信頼感が向上し、全体的に安定した状態で、ロングランでの一貫した走行を終えた。
いくつかの小さな技術的問題が発生したが、マルク・マルケスは2日目もデスモセディチ GP23を理解する作業を続け、成果はすぐに現れたようだ。タイムアタックでは4位タイム、Ducatiで最初のクラッシュ（ターン4）もあったものの、ロングランでも良い成績を収めている。
マルク・マルケス
「ここではすぐにバイクに慣れ、体をしっかりと使って走り始めることができたので、改善が出来たと思います。まだ、過去のバイクに慣れてしまっているんですが、この部分での作業を進め、ライディングスタイルを変更しています。」
「タイムアタックはうまくいったものの、まだタイムアタックが最も難しいエリアです。ロングランのペースを向上させ、多くのことを試し、限界に挑んでいますが、Ducatiでの最初のクラッシュもありました。満足はしていますが、バニャイア、バスティアニーニ、マルティンからはまだ遠いですね。」
アレックス・マルケス
「11月と比べて、感触は大きく改善されました。昨年ここでは大きく苦戦しました。ロサイルのトラックは1回走るごとに劇的に変化するので、スムーズに進歩するのは難しいですが、少しずつ目標に近づいています。」
「主にレースに向けて準備しているので、1周のパフォーマンスはそれほど重要ではありません。今日はテストプログラムとして、20周のロングランを完了し、今後2週間でデータを分析する必要があります。」
（Photo courtesy of GRESINI）