天候が崩れるかもしれないということでフラッグtoフラッグの可能性もあった決勝レース。レースをリードしたのはフランチェスコ・バニャイアで、スプリントの雪辱を晴らすべく、後続を一定の差で引き連れる形でのレースを展開。
このフランチェスコ・バニャイアを追ったのはホルヘ・マルティンで、序盤はアレイシ・エスパルガロ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオが3位争いを展開した。マルク・マルケスは13番手スタートから着実に追い上げを見せ、18周目から3位に浮上。
ホルヘ・マルティンはフランチェスコ・バニャイアに何度か接近し、シケインでオーバーテイクを一度防がれた後、再度アタック。フランチェスコ・バニャイアを抜いて21周目からトップとなる。
この2人にマルク・マルケスが追いついて、終盤は三つ巴のバトルが展開された。マルク・マルケスにとっては前回のヘレスのバトルのリベンジという形となり、最終ラップにフランチェスコ・バニャイアをオーバーテイク、2位に浮上。その前でホルヘ・マルティンが優勝を飾り、マルケスが2位を維持、フランチェスコ・バニャイアが3位となった。

なお、ルーキーのアコスタは序盤に高速ペースを発揮するも転倒、地元のファビオ・クアルタラロも今シーズンベストの位置での走行中に転倒している。
4位はロングラップペナルティを受けたエネア・バスティアニーニ、5位マーべリック・ビニャーレス、6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、7位フランコ・モルビデッリ、8位ブラッド・ビンダー、9位アレイシ・エスパルガロ、10位アレックス・マルケスとなった。
フランスGP 結果
路面コンディション: ドライ
気温: 21°
路面温度: 29°
湿度: 68%
| 順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム | 
| 1位 | 89 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 41’23.709 | 
| 2位 | 93 | マルク・マルケス | DUCATI | 41’24.155 | 
| 3位 | 1 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 41’24.294 | 
| 4位 | 23 | エネア・バスティアニーニ | DUCATI | 41’25.915 | 
| 5位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 41’27.762 | 
| 6位 | 49 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | DUCATI | 41’33.189 | 
| 7位 | 21 | フランコ・モルビデッリ | DUCATI | 41’33.577 | 
| 8位 | 33 | ブラッド・ビンダー | KTM | 41’34.062 | 
| 9位 | 41 | アレイシ・エスパルガロ | APRILIA | 41’35.101 | 
| 10位 | 73 | アレックス・マルケス | DUCATI | 41’37.151 | 
| 11位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 41’47.910 | 
| 12位 | 5 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 41’50.518 | 
| 13位 | 37 | アウグスト・フェルナンデス | GASGAS | 41’51.135 | 
| 14位 | 30 | 中上 貴晶 | HONDA | 41’53.735 | 
| 15位 | 42 | アレックス・リンス | YAMAHA | 41’54.645 | 
| 16位 | 10 | ルカ・マリーニ | HONDA | 42’03.709 | 
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。