マルケス、開幕戦へ ペッコとのタイトル争いにも言及

マルク・マルケスは、開幕戦を前に高揚感と適度なプレッシャーを感じていると語った。プレシーズンは順調だったものの、レースウィークに入ると状況が大きく変わることを強調。ファクトリーチームのライダーとして表彰台を狙う意欲を示しながらも、ライバルやチームメイトの強さを認め、週末の展開を慎重に見極めていく考えだ。

欠場が決まったホルヘ・マルティンには、自身の怪我の経験から「焦らず、体の声を聞くことが大事だ」とアドバイスしたことを明かした。チャンピオン不在の開幕戦に違和感を抱きながらも、マルティンの早期回復を願っている。

マルク・マルケス

「開幕戦に向けて良い気分です。シーズンがスタートすることにプレッシャーはありますが、こういった緊張感は好きですね。プレシーズンは非常に良い状況が続いていましたが、レースウィークはすべての状況が変わりますからね。」

「ファクトリーチームのライダーとしては表彰台に乗りたいですね。しかし、ライバルも強力でチームメイトもそうです。多くのライダーがスピードをプレシーズンで発揮していますから週末を進める中で状況を理解していきたいですね。」

「プレシーズンではチームとして最高のパッケージを探して作業してきました。しかし開幕を迎える段階ではそれぞれに作業をしていきます。Ducatiの最終目標はチャンピオンシップで優勝することですからね。もし自分がペッコとバトルすることになれば、それはチャンピオンシップ争いをしているということです。彼は過去4年間でチャンピオンシップ優勝と2位を繰り返していますからね。彼からガレージ内での状況を含め学んでいきたいと思います。」

「ホルヘとはメッセージをやり取りしていますが、自分の過去の怪我の経験から”自分の体の言うことを聞いて欲しい。まだ若く多くのレースが出来るから焦らないで欲しい”とアドバイスしています。チャンピオンがレースに不在であることは奇妙ですが、彼の回復を祈っています。」

(Photo courtesy of michelin)