2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第2戦ポルティマオラウンドがスタート。bimota by Kawasaki Racing Teamは3月28日(金)、2回のフリー走行に臨み、アレックス・ローズが総合10番手、アクセル・バッサーニが12番手で初日を終えた。今大会から投入された新型「bimota KB998 Rimini」で、両ライダーは全長4.592kmのアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェを走行。ドライ&暖かいコンディションのもと、ローズは同マシン最上位の10番手につける速さを見せた。

一方のバッサーニはFP1で新品タイヤを投入し、3番手タイムを記録。そのタイムが効いて総合では12番手となった。なお、bimota KB998 Riminiの市販仕様は、4月9日より欧州のbimota正規ディーラーで販売開始予定。明日3月29日(土)はFP3、スーパーポール予選、そして20周で争われるレース1が行われる。

アレックス・ロウズ

「今日は良い一日になりました。FP2ではロングランを試して、ようやく天候にも恵まれました。最近のテストは雨と寒さばかりでしたが、今日は気温が高く、バイクをしっかり試せました。正直、フィーリングは良かったです。思い通りに走らせることができました。ただ、最後の5〜6周でフロントタイヤに動きが出てきたので、そこは改善ポイントですね。1周の速さは自分が望むレベルには届いていないので、そこも明日に向けて修正します。コース上ではT3やT11〜T13であまり上手くいっていないので、自分自身の走りも改善できると思います。ポルティマオの日差しの中で走るのは楽しかったし、bimota KB998の調子も良かった。明日はレース本番なので、さらに前進できるように頑張ります。」

アクセル・バッサーニ

「今日は悪くなかったですし、FP1では少し改善できて3番手で終えることができました。ただ、それは最後に新品タイヤを入れたからだと思います。FP2ではユーズドタイヤで多くの周回をこなしました。ペースは悪くなかったし、ライバルたちと大差ない水準だったと思います。リアに新しいことも試しましたが、正直あまり気に入りませんでした。今は、明日に向けてどうすべきかを理解する必要があります。トップ5争いは…現時点では“無理ではないけど、かなり難しい”ですね。全力は尽くしますし、土曜のレース1が良いものになるよう願っています。」

(Photo courtesy of michelin)