怪我からの復帰戦

ホルヘ・マルティンが復帰戦となるカタールに挑むにあたり、2ヶ月に及ぶ努力の末にこの舞台に戻ってこられたことを素直に喜んだ。フィジカルに大きな問題はないものの、痛みを抱えながらの参戦となるため、まずは周回数をこなすことを最優先に掲げる。週末を通して走りきれるか不確かとしながらも、セッションごとに丁寧に進めていく構えで、現時点では完走が最大の目標だと語った。

ホルヘ・マルティン

「本当に戻ってこれて嬉しいです。ここにやってくるために2ヶ月間本当に努力してきました。今回はどんな形で走行が出来るかわかりませんが、100%を尽くそうと思います。重要なのはとにかく周回数をこなすことです。フィジカルは悪くありませんが痛みがあります。今週末がどうなっていくかですし、アプリリアのバイクに速く慣れていきたいですね。」

「今週末に関してはセッションごとに進めていきたいですし、そもそも週末を通じて走りきれるかわかりません。100%ではありませんから、走り切ることがゴールですし回復を引き続き続けていきます。競争力を高めていった先で、トップの3名と戦えるか見ていきます。」

「自分にとって新しい状況ですから、オースティンに行くことは重要でした。カタールではチームとすでに合流した後でやってきていますから、状況が異なりますね。今週末はタフになると思いますが全力を尽くします。」

「すべての練習走行までは見ていませんが、リハビリ中はレースをある程度見ていました。アルゼンチンに関しては感情的にすぐレースを見る気にはなれませんでしたけどね。Ducatiのスピードは相変わらずだと思いますが、アプリリアは昨年から大きく進化したように感じますね。まずはバイクに慣れることですがポテンシャルは高いと思います。」

「復帰前にテストを追加で行えるというアイディアは実現しませんでしたが、これはチームからの発案です。今回は実現しませんでしたが、将来的に同様の状況になったライダーに向けてこうしたアイディアが実現するといいですね。事前テストが出来れば自分のようにレースウィークにテストをすることになりませんから、将来的に良いアイディアでしょう。」

「自分にとってはプレシーズンからまた変わった状態のバイクとなりますから、新しいバイクであると捉えています。まずはマルコのセッティングを試してみると思いますが、自分なりのセッティングを探して行く形になるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)