MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第3戦オランダラウンド初日は、ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が圧巻の走りを披露し、金曜総合首位を獲得。アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)が2番手、トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が3番手に続いた。

ブレガが独走の1分33秒592で初日トップに

FP2で全ライダーがタイムを更新する中、 ブレガが1分33秒592をマーク。唯一の1分33秒台の一角としてライバルを突き放し、開幕から存在感を発揮した。チームメイトのアルバロ・バウティスタは約0.5秒遅れで5番手に入った。サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)は1分34秒135で6番手と独立系ドゥカティ勢最上位。アンドレア・イアンノーネ(Team GoEleven)とダニロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)がそれぞれ7位と8位で続いた。スコット・レディング(MGM BONOVO Racing)は10番手。ライアン・ビッカーズ(Motocorsa Racing)はFP2でターン1で転倒しながらもセッションに復帰し、21位で終えた。

バッサーニ、終盤のアタックで2番手浮上

バッサーニはFP2終盤に1分33秒844を記録し、ブレガに0.252秒差で2番手へ浮上。bimota by Kawasakiとして最高位の成績を残した。一方でチームメイトのアレックス・ロウズは14位(1分34秒620)に留まった。

ラズガットリオグル、接戦の中で3番手

トップ争いを繰り広げていたラズガットリオグルは、一時ブレガと同タイム(1分33秒911)を記録するも、セカンドベストで劣り3番手。後にブレガがさらにタイムを伸ばしたため、ポジションは確定となった。地元のマイケル・ファン・デル・マークは最終的に9番手(1分34秒630)で締めくくった。

トップ4に4メーカー ロカテリがヤマハの希望を繋ぐ

アンドレア・ロカテリ(Pata Maxus Yamaha)はFP2で2つのセクターを最速で通過し、1分34秒014で4番手。ヤマハ勢として唯一トップ10入りを果たした。ドミニク・エガーターとレミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha)は12位と13位。ティト・ラバトとバハッティン・ソフオール(Yamaha Motoxracing)はそれぞれ18位と20位。代役のジェイソン・オハローランは21位だった。シャビ・ヴィエルヘ(Honda HRC)は、FP1でターン5にて2度の技術トラブルに見舞われ、1ラップしか記録できなかったが、FP2で1分34秒715をマークし19位。チームメイトのイケル・レクオーナはその後方。タラン・マッケンジー(PETRONAS MIE Honda)は16位、ザクワン・ザイディは最下位の22位で初日を終えた。