マルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)がロサイルの予選で1分50秒499という驚異的な新ラップレコードを叩き出し、ポールポジションを獲得した。兄弟対決となった今回、アレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)との激しい争いを制したのは、わずか0.1秒差で兄マルクだった。

3番手には、ヤマハのファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP)となり、嬉しいフロントロー復帰。ヤマハにとっては2022年のアッセン以来の快挙となる。一方、フランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)は2回目のアタックで第4コーナーにて転倒し、セッションを早々に終了。Q2進出ライダー中11番手という厳しい結果に終わった。

Q1:王者マルティン、復帰戦で存在感を示す

現MotoGP王者のホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)は、怪我明けの復帰戦ながらも好調を見せた。Q1では新人・小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)に次ぐ2番手で通過を狙ったが、終盤にアレックス・リンス(Monster Energy Yamaha MotoGP)がその座を奪い、マルティンは惜しくもQ1敗退となった。マルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)もチームメイトを上回る走りを見せたが、Q2進出に0.041秒届かず3番手に終わった。

Q2結果

順位ゼッケンライダー名メーカータイム最高速度
1位93マルク・マルケスDUCATI1’50.499355.2km/h
2位73アレックス・マルケスDUCATI1’50.600351.7km/h
3位20ファビオ・クアルタラロYAMAHA1’50.759346.1km/h
4位21フランコ・モルビデッリDUCATI1’50.810352.9km/h
5位49ファビオ・ディ・ジャンアントニオDUCATI1’50.929356.4km/h
6位12マーべリック・ビニャーレスKTM1’51.059352.9km/h
7位5ヨハン・ザルコHONDA1’51.113352.9km/h
8位54フェルミン・アルデゲルDUCATI1’51.121349.5km/h
9位42アレックス・リンスYAMAHA1’51.174346.1km/h
10位79小椋 藍APRILIA1’51.340348.3km/h
11位63フランチェスコ・バニャイアDUCATI1’51.580354km/h
12位37ペドロ・アコスタKTM1’51.680356.4km/h