ヘレスGPに向け自信と警戒を語る
マルク・マルケスが今週末のスペインGPに向けて意気込みを語った。MotoGPヨーロッパラウンドの幕開けとなるこのレースは、スペイン人ライダーにとって特別な意味を持つ一戦。マルケスも例外ではなく、過去に栄光と苦悩を味わった舞台に、今年は表彰台以上の結果を狙って挑む。
今回のレースではマルク・マルケスは表彰台獲得を目標に設定。チャンピオン争いを睨みながらも、優勝のチャンスがあれば積極的に狙っていく姿勢だ。ただし、過去3年連続でヘレスを制しているペッコ・バニャイアの存在には警戒を緩めていない。

マルク・マルケス
「ヨーロッパ最初のレースを迎えますが、ヘレスでのレースとなります。多くのライダーが好きなトラックですが、特にスペインライダーにとっては大きな意味を持つサーキットです。個人的にはヘレスは良い思い出も悪い思い出もあります。しかし昨年は初の表彰台を獲得していますし、良い形でレースが出来ていると思います。ヘレスは非常にタイトですから、前に出るタイミングが重要なトラックになりますね。」
「メインゴールはチャンピオンシップを見据えて表彰台を獲得することです。もちろん可能であれば、優勝を目指していきますがペッコが過去3年間優勝していることも忘れてはいけません。アレックスも速いでしょう。しかしシーズンも長いですがペッコがメインライバルになるはずです。」

「しかしペッコと自分のツールは同じで常に最新型のDucatiを使用することになります。Ducatiも開発を続けていますしバイクは常に良くなっています。しかしアレックスのパフォーマンスも非常に高いですね。」
「シーズンスタートとしては悪くありません。オースティンでのレースは大きなミスでした。レースをリードしている中での転倒で大きなポイントを失っています。でもそれを抜きにすれば高いレベルで走行出来ていますし、バイクに対しての自信もありますし、練習走行でもコンスタントに走れています。ただ、まだ5戦目ですしシーズンは長い状況ですね。」
(Photo courtesy of michelin)