スペインGPのスプリントレースは、ポールポジションから飛び出したファビオ・クアルタラロがマルク・マルケスを抑えて序盤はレースを展開。しかしマルク・マルケスにブレーキングで仕掛けられ、アウト側の汚れた路面でのトレールブレーキングがたたってか転倒、無念のリタイアとなった。
マルク・マルケスはその後危なげなく走りきって地元スペインで優勝。2位には弟のアレックス・マルケスが続いた。3位はスプリントでの成績を向上させたいフランチェスコ・バニャイアが続いた。4位にはフランコ・モルビデッリ、5位フェルミン・アルデゲル、6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオとトップ6台をDucatiが占めた。
7位はマーべリック・ビニャーレス、8位にマルコ・ベッツェッキ、9位ジョアン・ミル、10位ペドロ・アコスタとなった。11番手にブラッド・ビンダー、小椋 藍は12位でスプリントを終えた。

優勝マルク・マルケス
「今日は暑い中でフィーリングが大きく変わって簡単ではありませんでした。ただ予想はしていました。苦戦はしたもののコントロールは出来ていました。いつも同じことを言ってますが、スプリントではなく明日が最も重要なので感情をコントロールして明日に挑みます。この観客の前では多くのエネルギーをもらえますね。」
2位アレックス・マルケス
「簡単ではありませんでした。昨日の転倒の1つは大きなものでしたが、観客の応援が力をくれました。素晴らしいスタートから前に出ましたが終盤はフィーリングが悪化しました。どうなるかわからないような状況でしたが、集中を意識して完走をしっかりしようとしていました。明日はさらに前進していきたいですね。」
3位フランチェスコ・バニャイア
「この眺めは最高ですね。素晴らしい観客の皆さんの前でのスプリント表彰台です。でもマルケス兄弟のほうがスプリントで良い仕事をしていますから、改善が必要です。ステップ・バイ・ステップで接近はしています。明日はまた別の日ですからトライしていきます。」