予選順位に変動はなし

Q2セッションで、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)とアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)は、ピットレーン出口の赤信号を無視してコースイン。即座にFIM MotoGPスチュワードの注目を浴び、罰金処分を受けた。この違反は、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バニャイアがすぐに指摘し、ライブ放送のリプレイでも映し出された。マルク・マルケスとアレックス・マルケスは、ピット出口のタイミングをわずかに誤り、レギュレーションに抵触した形だ。

パルクフェルメでマルク・マルケスはペナルティーを受けるとしたらスポーツが終わってしまうといった意味合いのコメントをしていた。しかし、スチュワードが下したのは比較的軽い処分で、両選手には今後同じ過ちを繰り返さないよう€2000(※約33万)の罰金が科された。

一方、アレックス・マルケスは、Q2最初のアタックラップがキャンセルされた。マルク・マルケスはすぐに自身のミスに気付き減速し停止したが、アレックスはアクセルを早めに開けたことで、わずかながらもアドバンテージを得たと判断されたためである。

アレックス・マルケスの最初のアタックラップは1’35.872、しかし2回目のアタック時のラップタイムが4位獲得タイムの1’35.758であったため、スターティンググリッドに変更はない。