プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPチームは、今週末ル・マンで開催されるMotoGP第6戦フランスGPにおいて、メインパートナーであるアルピーヌの創立70周年を祝う特別カラーを披露する。ジャック・ミラーとミゲル・オリベイラのYZR-M1がこの記念デザインで日曜の決勝レースに挑む。

この特別カラーは、アルピーヌ社内のデザインチームによって手掛けられ、レ・マンのホームストレートで多くのファンが見守る中で公開。テレビ中継でも披露されたこのリバリーは、フランス国旗の青・白・赤を基調とし、世界耐久選手権(WEC)で活躍するアルピーヌA424ハイパーカーの意匠から着想を得ている。

アルピーヌの伝統と精神を象徴するデザイン

このデザインは、創業者ジャン・レデレの哲学「性能とエレガンスの共存」を体現するもので、1955年にブローニュ=ビヤンクールのルノー工場前で初公開されたA106の精神を現代に引き継ぐ。さらに、A424との視覚的な繋がりを築くことで、アルピーヌがモータースポーツの多領域において一体感ある存在であることを表現している。マシンのフロントには70周年記念バッジも施され、この特別リバリーに深みを与えている。

パオロ・カンピノーティ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP チーム代表)

「ル・マンという伝説的な舞台で、アルピーヌのための特別リバリーを纏って走れるのは、チーム全員にとって大きな誇りです。このサーキットには、選手権の中でも最も情熱的な観客が集まり、どこにいてもレーススピリットを感じられる特別な空間です。この神聖なスターティンググリッドに立つだけでも名誉ですが、レース史に多くの名場面を刻んできたアルピーヌと共に走ることは、さらに特別な瞬間です。」

アントニーノ・ラバーテ(アルピーヌ副社長・営業/マーケティング/カスタマー体験部門)

「ル・マンはフランス・モーターレーシングの真髄であり、アルピーヌの歴史にとっても特別な場所です。この記念すべき年に、MotoGPという舞台で我々のヘリテージを祝うべく、特別なリバリーを用意しました。このマシンも我々のレーシングカーと同様に、“フランス的エレガンス、果敢さ、そしてパフォーマンス”というDNAを表現しています。」