午前中の苦戦から午後の改善へ

マルク・マルケスは、波乱の一日を振り返りながらも前向きな手応えを口にした。午前中はマシンのフィーリングが最悪と感じ、思うように走れなかったが、午後には改善が進み、良いポジションで終えることができたという。特にライディングスタイルの見直しとエンジニアの働きが奏功し、状況は好転した。長年苦戦してきたターン11・12についても、完璧ではないながらも大きく失わないよう努めていると語る。一方で、母国GPということでイタリア人ライダーたちが序盤から積極的に攻めていることにも触れ、自身と弟アレックスにとってのカタルーニャと重ね合わせながら週末の展開に警戒を強めている。

午前と午後で対照的だったマシンの感触

「いい1日でしたが難しかしかったです。午後は良かったですが今朝はフィーリングが最悪でした。しかしその後良いポジションで終えることが出来ましたし、FP2に向けて備えることが出来ます。明日に向けてしっかりとライディングスタイルを改善できると感じています。カタルーニャと比較するとバイクのフィーリングが異なっていてすべてが難しく感じていました。ただ、ライディングスタイルの改善をしたことと、エンジニア達の手によって状況が改善しました。」

ターン11・12での長年の苦戦と対応

「2013年からターン11、ターン12は苦戦しています。そこでアドバンテージは得られませんが多くを失わないようにしています。ターン11ではしっかりと旋回することが難しくて、腕の怪我をしてから更に苦戦しています。ただ、1周のアタックでは大きな問題ではありません。」

ホームGPのイタリア勢に対する警戒

「イタリア人ライダーはFP1からプッシュしていますね。彼らにとってホームGPですからね。アレックスと自分にとってはカタルーニャが同じ状況でしたけど、今週末はイタリア人ライダー達が速いですね。」