ヤマハ 創業70周年記念カラーをスーパースポーツ全モデルに展開へ

ヤマハは2025年に創業70周年を迎えたことを記念し、2026年モデルのスーパースポーツシリーズに特別な記念カラーを採用する。伝統と革新を象徴するこの70周年記念カラーは、視覚的なインパクトとともに、90年代のレースシーンを彷彿とさせる仕上がりとなっている。

今回採用されるカラーリングは、1999年に限定生産されたレース志向モデル「R7」のアイコニックな白と赤の配色にインスパイアされたもの。この特別カラーは、2025年のアッセンで行われたモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームおよびプリマ・プラマック・ヤマハチームによる70周年記念リバリーとして初披露された。また、鈴鹿8耐ではヤマハファクトリーレーシングチームとYARTが同カラーを纏い、ジャック・ミラー、アンドレア・ロカテリ、中須賀克行の3名によって2位表彰台を獲得している。

さらに、FIMスーパーバイク世界選手権およびFIMスーパースポーツ世界選手権でも、2025年10月にヘレスで開催されたレースで同様の70周年インスパイアカラーが採用され、記念イヤーを盛り上げた。

この記念カラーは、2026年モデルのR125、R3、最新のR7、そして高い評価を受けるR9に展開される。カラー構成は「クオリテイティブ・パーリッシュホワイト」をベースに、鮮やかな赤と黒を組み合わせ、往年のヤマハを象徴するスピードブロック・グラフィックがあしらわれている。ロゴデザインは1990年代当時のスタイルを再現し、エンブレムの音叉マークは通常のシルバーではなく、ファクトリーマシンと同様にゴールドで仕上げられる。

加えて、2026年モデルのスーパースポーツシリーズでは、従来の「アイコンブルー」および「ブラック」カラーにもアップデートが加えられる。