マルケスの転倒もあり、完走していれば表彰台はほぼ間違いなかったクラッチローは、バイクのストッピングパワーの不足を訴えています。今までも他車の後ろについているとフロントタイヤの温度が上がりすぎてしまうと語っていましたが、今回の転倒がタイヤのオーバーヒートによるものなのかそうでないのか、レプソルホンダのトラブルといい、今年のホンダは課題が多いように思えます。

カル・クラッチロー

「転倒した時に進入速度が速すぎたとは思えません。通常のラインのエントリーでしたけどブレーキングでバイクが突然転倒したんです。COTAでは風の影響を考慮しないと、ストッピングパワーが不足している状況でした。そのせいでレースではターン1、ターン12でスリップストリームから抜けてブレーキングしていたんです。」

「このバイクだとスリップストリームについているとストッピングパワーが十分ではないことが多々あるんです。そのせいもあってロッシの後ろから抜け出したいと思っていたんですよ。今回大量にポイントを獲得出来る可能性があったので頭にきています。」

(Source: LCR Honda)

(Photo courtesy of michelin)