バニャイア、レース中盤に突如のピットイン
マレーシアGP決勝でフランチェスコ・バニャイアは、表彰台圏内での走行レース中盤に突如ピットインを強いられた。13周目あたりからリアの挙動に違和感を覚え、リアタイヤの空気圧警告が表示される中で走行を続けていたが、15周目にピットへ戻ると、タイヤ中央には大きな穴が確認され、空気圧はわずか0.7 bar、リアタイヤがパンクしていた。タイヤの損傷は非常に大きく、おそらく転倒車両から落ちた鋭利なカーボン片を踏んだことで発生したとみられている。パフォーマンスもタイヤのライフも十分だっただけに、無念のリタイアとなった。

異常の兆候とパンクの発覚
ミシュラン ピエロ・タラマッソ
「フランチェスコ・バニャイアは15周目あたりでボックスに入ってきました。13周ほどでハンドリングが悪化し、リアタイヤが動いている感覚があったとペッコが語っていました。リアタイヤの空気圧警告が表示されている状況だったんです。」
急激な空気圧低下とパンクの原因
「タイヤを検査したところタイヤがパンクしており、タイヤの真ん中に穴が空いていました。タイヤ空気圧は0.7 barしかなく2周であっという間に空気が抜けてしまったようです。通常こうした事故は発生しませんが、おそらく路面に落ちていたカーボンか何かを踏んでしまったんでしょう。ペッコは素晴らしいレースをしていましたし、タイヤのライフもまだ十分でしたから残念でしたね。」
パンク発生からの迅速な対応
「空気はきわめて短時間で抜けたと言えます。パンクから1周目で彼は異常に気が付き、2周目でボックスに戻ってきたわけですから。パンクの穴も非常に大きなものでした。カーボンは非常に鋭利で硬いものですが、転倒によって他のバイクから落ちたものでしょう。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。