ピレリ 今週末のイモラ戦に新たなリア用ソフトタイヤを投入

5月10日から12日にかけてイモラ・サーキットにおいて、ワールドスーパーバイク世界選手権第5戦が開催されます。なお今大会はピレリがメインスポンサーとなります。

今回のイモラ戦はピレリ・イタリアン・ラウンドと大会名称が変わります。今大会はピレリにとって、この市販車ベースの世界選手権において、フレッド・マーケルがピレリタイヤで初優勝を遂げてから30年目の記念大会となります。

彼はホンダRC30を操縦し、Italian Rumiチームからピレリのスリックタイヤで参戦。これは1989年4月30日の出来事でした。彼はフンガロリングで開催された両レースで優勝し、これによってピレリにワールドスーパーバイクにおける初優勝をもたらし、マルケルはこの年に世界選手権でチャンピオンシップ優勝を果たしました。

ピレリ・モーターレーシング・ディレクター ジョルジオ・バルビエ

「2003年までスーパーバイク世界選手権は複数のタイヤメーカーが参戦していました。1989年シーズンはスーパーバイク世界選手権の大会2年目で、フレッドは昨年にチャンピオンシップ優勝したライダーとして参戦、ピレリにとっては初参戦の年でした。開幕戦のドニントンパークは思うようなラウンドではなく、第2戦となったフンガロリングにおいて、フレッドは絶対に良いレースをするという強い決意を持っていました。」

「彼はその週末にスーパーポールと優勝を両レースで飾り、ホンダとピレリに初優勝をもたらし、その年に世界選手権のタイトルをもたらしたのです。この素晴らしい出来事を記念するため、今大会にはホンダのRC30をピレリのホスピタリティーに展示します。すべてのファンはこの素晴らしいアメリカ人ライダーと、今年この素晴らしい選手権に主役として重要なリソスを投入することを決定した日本のバイクメーカー、そしてその車両をご覧いただくことが出来ます。」

 
イモラ戦に、ピレリはビッグサイズタイヤの投入を決定。新たなSCXコンパウンドを開発。新しいソフトリアコンパウンドをWSBKクラスに投入します。イモラは全長4,936mの反時計回りのトラックで、13の左コーナーと9の右コーナから成り立っています。

サーキット自体はSanterno側のほど近くに位置し、難易度の高いコーナーが続くハイスピードコースで、卓越したライディングスキルが要求されます。なお、サーキットは2011年8月に全体の70%が再舗装されています。

WSBKクラス、WSSPクラスのタイヤ

ピレリは今週末に3,676本のタイヤをワールドスーパーバイク第5戦に投入します。これは全クラスのドライタイヤ、インターミディエイト、ウェットタイヤのすべてを含むものです。

ワールドスーパーバイククラスでは、ライダー達は125/70サイズ、200/65のビッグサイズのタイヤのみ利用可能で、リアには今まで使用されたことがない2種類のタイヤが投入されます。

フロントタイヤは既にアラゴン、アッセンで使用され、優れた性能が確認されているスタンダードSC1の125/70サイズのソフトコンパウンド、デベロップメントSC2 X1071、X1118のミディアムコンパウンドです。

リアに関してはスタンダードSC0の200/65サイズに加え、デベロップメントSC1 Y0187が使用されます。これらは既にアラゴンとアッセンで使用されたものです。また今回は新たなタイヤとしてソフトデベロップメントタイヤのY0446が投入されます。これはスタンダードSC0と同様の構造ながら、路面温度が高い状態で優れたパフォーマンスを引き出すことを目的としています。

また、新たなSCXオプションタイヤとして、Y0447が投入されます。これは前回ラウンドで使用されたSCXタイヤと比較した際にSC0より優れたグリップを発揮しつつも、耐久性も兼ね備えたものとなります。

ワールドスーパースポーツクラスに関しては、2種類のフロント、3種類のリアタイヤが利用可能です。フロントはアラゴンとアッセンで使用されたスタンダードSC1とデベロップメントSC2 X0582です。これはスタンダードSC2と比較して優れたグリップと穏やかな摩耗特性となっています。

リアに関してはソフトコンパウンドが2種類、ミディアムコンパウンドが1種類となります。ソフトコンパウンドは2018年のスタンダードSC0、2019年の新型SC0となります。

またスタンダードSC1も用意されますが、これはセッション開始時点でアスファルトが汚れている状況、気温が低い状況などで使用することが出来るでしょう。

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)