Ducati ボルゴパニガーレの工場で生産を徐々に再開

Ducati

27日から工場での生産が再開

Ducatiは今後数週間をかけて通常業務へと戻る。その一環として4月27日(月)には、ボルゴパニガーレ工場での生産が再開されている。なお、Ducatiはボルゴパニガーレ工場での生産を3月13日に停止、生産スケジュールの調整を行っていた。

その後イタリア国内で感染状況が改善傾向にあるということで、イタリア政府は輸出を目的とした企業で、生産停止が長引くと市場シェアが失われる可能性があり、国家経済にとって重要であると考えられる企業の生産再開を許可した。

まずは生産現場には一部の従業員のみが復帰、28日からモーターサイクルの組立作業員が復帰する。その他の従業員は在宅勤務が引き続き義務付けられ、自宅で仕事をすることができない人のみが、工場へ出勤することが許される。

宣伝、マーケティング、IT、人事、財務、購買、ロジスティックス、すべてのデザイナー、プロジェクト・マネージャー、IT関連部門の従業員は、テレワークを引き続き実施する。なお、研究開発活動に従事している技術者は、当然自宅作業が出来ないため、政府の緊急事態宣言における重要な活動に関するATECO行動規範を遵守して既に稼働している。

クラウディオ・ドメニカーリ

「これまでの数週間、感染のリスクを最小化するために全力を尽くしてきた結果、生産を再開する準備が整いました。それでも私たちは、決して注意を怠らず、厳格に手順を遵守しなければなりません。ウイルスはまだ蔓延しているため、あらゆる感染の可能性を防止するように注意する必要があります。」

「このような理由から、工場で働くすべての従業員はマスクを着用する必要があります。可能性が非常に低いとはいえ、義務化されている体温検査で識別することのできない無症状のウイルス陽性者から、他の従業員を保護する必要があります。血清検査は役立ちますが、陽性者を特定するためには、毎日出社時に検査を繰り返す必要があるため、実施するのは極めて困難です。そのため、マスクを着用して、人と人との距離を保つことが非常に重要になります。」

「私たちは安全な職場環境を保つための手順およびエミリア・ロマーニャ州および自治体によって制定された対策を遵守します。私たちは、今回の対策で支援を受けたエミリア・ロマーニャ州知事のステファノ・ボナッチーニ、議員のヴィンチェンツォ・コラ、理事のセルジオ・ベンチュリと常に連絡を取り合っており、この事態に備えるための準備を整えています。モーターサイクル市場は季節性が高く、3月と4月に生産を停止したことで、既に販売にマイナスの影響が出ています。」

中国史上は活況

中国市場はすでに活況を呈しており、韓国と日本におけるセールスも好調です。ドイツでは、1週間前からディーラーが営業しており、製品が大幅に不足しています。今回の生産再開により、最悪のタイミングで開始された強制力を伴うロックダウンによるマイナスの影響を、部分的に回避できると確信しています。」

「現在、私たちは数多くのバックオーダーを抱えています。発売されたばかりの新型ストリートファイターV4は、あらゆるモーターサイクル専門誌から絶賛され、このカテゴリーにおける絶対的な存在となっています。しかし、残念ながら、生産開始後わずか1ヶ月で工場が停止してしまいました。」

ウイルス収束の第2段階ではバイクが活躍

「また、ムルティストラーダ1260 SグランドツアーとパニガーレV2に関しても多数の注文を受けています。ムルティストラーダ950とドゥカティ スクランブラー1100 PROも、完全に在庫がない状態です。コロナウイルス収束に向けての「第2段階」では、モーターサイクルは週末を過ごすため、あるいは都市を迅速かつ安全に移動するための最適な手段となるでしょう。」

「モーターサイクルは、走る楽しさと情熱を組み合わせ、人と人との距離の問題や駐車場の問題もありません。この非常に困難な状況で、辛抱強く、そして協調して働き、生産再開に重要な役割を果たしてくれたすべてのドゥカティ従業員に感謝します。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)