ヤマハは既にMotoGPへの参戦継続を発表しているKTM、Ducati、ホンダに続いて、ドルナスポーツと2022年から2026年の参戦継続で合意した。2021年はヤマハにとってグランプリレーシング参戦60周年の節目に当たる年で、ヤマハはファビオ・クアルタラロ、マーべリック・ビニャーレスという布陣で挑む。

今までヤマハは最高峰クラスで17回ライダーズタイトルを獲得、最も古いのは1975年のジャコモ・アゴスチーニで、直近のライダーズタイトル獲得は2015年のホルヘ・ロレンソだ。

なお、スズキとアプリリアは、現時点で2026年までの参戦継続を表明していない。
[adchord]

インデペンデントチームとの交渉が今年行われる

リン・ジャービス


「MotoGPへの参戦継続を表明する今年、ヤマハはグランプリレーシング60周年を迎えます。グランプリレーシングに参戦を開始したのは1961年、会社が誕生して僅か5年、6年のことです。2026年までの参戦継続は、ヤマハのMotoGPへのコミットメントを表していると言えるでしょう。」

「ペトロナスとは3年間の契約を結んでいますが、それが今年の年末に満期を迎えます。そしてドルナとIRTAのプレスリリースの通り、インデペンデントチームは参戦継続を表明していますから、今年は各インデペンデントチームとの交渉を行う年でもあります。」
[adchord]
「今年各インデペンデントチームと活発に交渉を行うのはヤマハだけではないはずです。ヤマハに関してはペトロナス・ヤマハ・SRTと共に素晴らしいコラボレーションを続けてきました。チームとしてのポテンシャルと資質に全くもって疑問の余地はありませんが、インデペンデントチームとして考えると、今後VR46がMotoGPクラスに参戦するか否かが大きいでしょう。」

「今後どのインデペンデントチームと組んでいくか熟考が必要ですが、長期間共にプロジェクトを進めてきた間柄ということで考えると、その候補はペトロナスがVR46しかいないのが実際のところです。現時点で決まった内容はありませんが、交渉は4月から5月にかけてスタートする見通しです。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of yamaha-racing)