ビエルヘとレクオナ、新型CBR1000RR-Rの基本セットアップを追求

Team HRCは、ファクトリーライダーのシャビ・ビエルヘとイケル・レクオナと共に、ポルトガルのアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェでWorldSBKテストを行った。チームはスペインのヘレスで行われたテストと同様に、新型CBR1000RR-Rの基本セットアップを特定する作業を続けた。

ビエルヘとレクオナは、新型CBR1000RR-Rのセットアップに体系的な調整を加えることに集中し、このテストのデータは、夏にこのトラックで開催されるレースだけでなく、異なる状況で役立つ基本セットアップを探しているチームにとって有用なものだ。これはTeam HRCにとって最後のヨーロッパテストで、チームは2月19日から20日にフィリップアイランドサーキットで最終プレシーズンテストを行う。シーズンの開幕戦は直後の2月23日から25日となる。

シャビ・ビエルへ

「ヘレステストの後、チームと共にポルティマオでテストを実施しました。基本的な作業に取り組み、バイクの安定性向上の作業を進め、エレクトロニクスにも焦点を当てました。トラクションの問題を少しでも改善するために、ライディングスタイルに取り組んだことで、少し前進したと思います。」

「2日目も基本的に同じ方向で作業を続けています。トラクションが改善しない状況では、エンジンとタイヤの潜在能力を完全に引き出すことは難しいです。ヘレステスト後のコメントでも述べたように、バイクの感触は悪くありません。このテストから多くのデータを得て、正しい方向に進んでいると言えます。フィリップアイランドに向けて、ヘレスからポルティマオへの同様のステップを踏めることを願っています。」

イケル・レクオナ

「2日間で多くのラップを完了し、懸命に働きました。チーム全員の素晴らしい努力にもかかわらず、結果やパフォーマンスに満足することはできません。特に、昨年強いレースをしたこのトラックを考えると、正直もっと良い内容を期待していました。」

「新しいバイクの潜在能力を引き出すための基本セットアップを見つける必要があります。フィリップアイランドでのさらなる2日間のテストがありますが、そこでは年初のレースの準備が主になるでしょう。しかし、最善の状態でオーストラリアに向かいます。」

「今回のテストではMotoGPの何人かのライダーに会えたのも良かったです。マルケス兄弟、ルカ・マリーニと話をし、一時はロッシと同時にトラック上で走行出来たことは嬉しかったですね。」

(Photo courtesy of HRC)