2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第2戦ポルティマオラウンド初日、Pata Maxus Yamahaチームはアンドレア・ロカテリと、負傷したジョナサン・レイの代役として急遽起用されたジェイソン・オハローランの2人体制で走行を開始した。会場となったアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェは晴天かつ暖かいコンディション。ロカテリは朝のセッションでベースセットアップを改善すると、午後はタイムアタックを行わず、フルレースディスタンスに近いロングランを敢行。決勝に向けて貴重なデータを収集した。
一方、オハローランはヤマハR1での初走行となったが、限られた2本のフリー走行(各45分)でマシンに順応。2019年以来となるポルティマオでの走行に集中し、セットアップ作業を進めながらヤマハの技術陣に向けたフィードバックも積極的に行った。


アンドレア・ロカテリ
「特にFP2には満足しています。良いリズムとR1とのフィーリングを掴めました。テスト時と比べて今朝からベースセットアップがすぐに改善できましたし、さらに何かを見つけるために細かく分析していますが、進歩には満足しています。明日、予選で良い結果を出せれば、レース1で上位争いができるはずです。自分自身もそれを信じたいし、最後まで全力を尽くすつもりです。総合タイムシートには表れていませんが、今日は“タイムアタック”をしていないからです。今はバイクとの一体感を仕上げ、レースで強くなることが最優先です。明日どうなるか楽しみですし、レースを楽しみたいですね。」
ジェイソン・オハローラン
「今日がPata Maxus Yamaha R1での初日で、ポルティマオを走るのも2019年以来でした。本当にいろいろ吸収する1日になりました。2本のフリー走行では、できるだけ早く順応しようと取り組みましたが、まだ全体のペースには乗り切れていません。今夜しっかり振り返って、明日の朝にはもう少し楽になるはずです。チームの皆さんは快適に走れるように全力を尽くしてくれましたし、自分もポジションに慣れる必要があります。今夜はしっかり休んで、明日はまた新たな気持ちで臨みます。2日目が楽しみです。」
(Photo courtesy of yamaha)