安定したレースペースで上位を射程に
Team Pata Go Elevenとアンドレア・イアンノーネにとって、アッセンでの初日は内容の濃いポジティブな一日となった。フリー走行1(FP1)では冷えた路面に合わせてリアにSC0コンパウンドを選択。イアンノーネは序盤から上位に位置し、最終的に4番手でセッションを終了。最後のアタックではトラフィックの影響で最速ラップをまとめきれなかったものの、確かな手応えを掴んだ。
午後のFP2ではピレリの新しいリアタイヤ「126」を投入。気温の上昇によりグリップ条件が改善される中、イアンノーネは1分34秒台前半から後半で10周を記録。1周だけのタイムアタックではなく、レースを想定した安定走行に集中した。セクター1と3では大幅にタイムを縮め、2セクターは引き続き強みを発揮。課題としては、コーナー出口での電子制御系の改善が挙げられている。

アンドレア・イアンノーネ
「TTサーキットでの初日はとても良い形で進みました。天候にも恵まれて、予定通りのプログラムを遂行できました。午前と午後で路面温度が大きく変わったので、それに応じて用意されたタイヤをしっかりテストしました。 レースペースでは良いリズムで走れましたし、ベストラップも9周目に出せたので自信を持てます。今夜はデータを分析して、特にコーナー立ち上がりの部分で改善を図りたいです。全体的にタイム差が非常に接近しているので、明日の予選で良い位置を獲得することが何より重要です。」
(Photo courtesy of Go eleven)