ライバルは王者ペッコ

オーストリアGP初日、マルク・マルケスは快適な走行感覚を得るまでに時間を要したものの、FP1とプラクティス前半を通じてブレーキングポイントの習得に取り組み、徐々に理解を深めていった。難易度が最も高いと語るそのポイントこそが、安定した走行と競争力を維持する鍵だと捉えており、明日の予選ではフロントロー獲得を狙う構えだ。一方で、昨年の勝者ペッコ・バニャイアを最大のライバルと見据え、レース展開に応じた攻守を見極める冷静さも滲ませた。

マルク・マルケス

「悪くないですね。ただ快適なフィーリングに到達するまでに少し時間がかかりました。FP1とプラクティスの前半を通じて徐々に適切なブレーキングポイントなどを理解出来ていきました。明日は予選でフロントローを獲得したいですね。ブレーキングポイントが一番難易度が高かったですし、このトラックの重要な点ですね。正確なポイントを理解して走行することがコンスタントに走行し、競争力を保つ秘訣です。」

「ペッコはここで昨年優勝していますし、今日も良い走りをしていました。レースペースも良かったので、彼が最大のライバルでしょう。状況にもよりますが、レースの展開によって攻めるか守るかわかれますが、練習走行と予選が何よりも大事ですね。」