インドネシアGPで起きたマルコ・ベッツェッキとマルク・マルケスの接触は、Ducatiとアプリリアの双方が認める形でマルコのミスだったと言える。Ducatiのタルドッツィは、マルクの重傷を懸念しつつも、マルコの謝罪を受け入れる姿勢を見せた。一方アプリリアのリヴォラも謝罪を強調し、ベッツェッキには優勝を狙えるだけのスピードがあったとしながらも、焦りが判断を曇らせた可能性を指摘した。マルクの容体とともに、両選手の早期復帰が待たれる。

ダヴィデ・タルドッツィ チームマネージャー
「マルクはひどい転倒をした結果、鎖骨が折れているようです。しかし今はマドリッドの病院での診断結果を待たないといけません。サーキットで確認出来た内容よりも軽症であることを願うばかりですね。あの転倒についてはマルコは焦りすぎたんでしょうね。彼は素晴らしい週末でスピードを発揮していました。しかしマルクを抜くのに焦る必要はなかったはずです。決勝レースは27周もあったわけですから。マルコのミスでしたが、彼はレース後にDucatiとマルクに謝罪にやってきました。2人の選手ができる限り早くトラックに復帰できることを願っています。」
マッシモ・リヴォラ アプリリアレーシングCEO
「何よりもマルクに謝罪をしたいと思います。あれは明らかにマルコのミスでした。良いニュースとしてはマルコ自体に怪我はなかったということです。背中に大きな痛みがあるようですが、もてぎとインドネシアで2つの転倒が続いてしまいましたね。今日はマルコが優勝できると考えていました。セクター2で他の選手よりも明らかにスピードがありました。優勝できるペースがあったわけですから、早く遅れを取り戻そうと焦っていたのかもしれませんね。」